2018年3月22日から27日にかけて開催されたBASEL WORLD 2018、
現地に赴きまして取材して参りました、最新情報をお届けいたします。
バーゼルの駅に到着しました!
駅付近から早くもBASEL WORLD 2018の旗が出迎えてくれます。
会場は徒歩でも行ける距離ですが路面電車に乗るとすぐに到着です。
時間が有る方は、歩きながらバーゼルの街並みを楽しむのもお勧め出来ます。
年々、出店ブランドが減ってしまっていて、今年は以前と比較すると規模が縮小してしまったと言われていますが、
それでも会場は世界中から多くの腕時計ファンの来場で盛り上がり熱気に包まれていました。
さすがロレックス、パテック、スウォッチグループ、LVMHグループを擁するBASEL WORLDです。
エントランスを入って、PATEK PHILIPPEのブースに直行しました。この時点でテンションも最高潮に達します。
待望のパテック・フィリップの新作です!
■アクアノート クロノグラフ 5968A-001
ムーブメント:28-520 (自動巻き)
防水:12気圧防水
素材:ステンレススチール
価格: 38,600 CHF
事前のパテックフィリップのWEBサイトやカタログではブラックのトロピカルストラップでの掲載でしたが、
今回オレンジのトロピカルストラップ仕様も展示してありました。
■ノーチラスパーペチュアルカレンダー 5740/1G-001
ムーブメント:240Q (自動巻き)
素材:ホワイトゴールド
ケースサイズ:40mm×厚さ8.42mm
防水性:6気圧
価格: 105,000CHF
同シリーズのクロノグラフやアニュアルカレンダーのようなシェイプではなく、
薄型キャリバー Cal.240の恩恵を受けてパーペチュアルカレンダーにも拘らず5711や5712と同等のケース厚を確保しています。
■アクアノート ルーチェ 5067A-025
ムーブメント:E23-250 (クォーツムーブメント)
防水:12気圧防水
素材:ステンレススチール
価格: 14,300CHF
アクアノートルーチェに近年のトレンドカラーであるブルー系の新色が登場!
■カラトラバ パイロット トラベルタイム 7234R-001
ケースサイズ:37.5mm
ムーブメント:324 S C FUS (自動巻き)
素材:ローズゴールド
価格:38,000CHF
カラトラバパイロットに37.5mmがラインナップ
カタログ上ではレディースモデルにカテゴライズされているが、小ぶりなサイズがお好みの男性にもお勧めしたい。
日本人の腕周りにはこの位のサイズの方が丁度良く収まるかも知れません。
■カラトラバ パイロット トラベルタイム 5524R-001
ケースサイズ:42mm
ムーブメント: 324 S C FUS (自動巻き)
素材:ローズゴールド
価格:42,000CHF (2018年プライスリストより)
こちらは既存モデルの素材と文字盤の配色違い、ローズゴールドにブラウンダイヤルで随分と雰囲気が変わりました。
■アニュアルカレンダー 5205G-013
素材:ホワイトゴールド
ケースサイズ:40mm
ムーブメント:324 S QA LU 24H/206 (自動巻き)
素材:ホワイトゴールド
価格:42,300CHF
アニュアルカレンダー5205Gにトレンドカラーのブルーが登場、
パテックフィリップの公式サイトではサンバーストと表現されているグラデーション処理されたブルーが際立っていた。
同系列デザインのミニッツリピーター5207Gもブルー文字盤で発表されているが、文字盤はこちらの方が深みがるブルーとなっている。
■クロノグラフ 7150/250R-001
素材:ローズゴールド
ケースサイズ:38mm
ムーブメント:CH 29-535 PS (手巻き)
価格:74,000CHF
ローズゴールドにダイヤモンドがラグジュアリーなレディースクロノグラフ。
男性であっても着けてみたい衝動に駆られるほどの存在感です
アップライトのブレゲ数字にブレゲ針がよりいっそうクラシックな雰囲気を醸し出しています。
■ゴールデンエリプス Ref.5738R-001
ケースサイズ:34.5mm×39.5mm×厚さ5.9mm
ムーブメント:Cal.240 (自動巻き)
素材:ローズゴールド
価格:27,200CHF
Cal.240搭載で驚異の薄さを誇るゴールデンイリプス。
1968年に誕生した同シリーズは、今年が誕生50周年に当たるアニバーサリー。
日本国内では着けている方を比較的見かけないモデルではあるが、フォーマルスタイルでの相性は群を抜いている。
70年代の雰囲気を残しモダンにブラッシュアップされている。ブーム到来なるか?
■ゴールデンエリプス Ref.5738/50P-001
ケースサイズ:34.5mm×39.5mm×厚さ5.9mm
ムーブメント:Cal.240 (自動巻き)
素材:プラチナ
こちらがゴールデン・エリプスの誕生50周年を記念したレアなハンドクラフトモデル。
黄金分割にインスパイアされたケースと、文字盤にはスペシャルなシャンルベ技法が施されている。
高度な七宝技法と彫金技術の融合であり、文字盤の中央にはカラトラバ十字のモチーフが使用されている。
カフリンクスとのセットで限定100個の製作。
■永久カレンダークロノグラフ 5270P-001
ケースサイズ:41mm
ムーブメント:Cal. CH 29-535 PS Q (手巻き)
素材:プラチナ
価格:165,000CHF
5270に待望のプラチナ素材が登場、今回特筆すべきは文字盤の色。
過去に少数ロットや限定モデルに使われることが多かったサーモンピンク(ゴールデンオパリン)を、5270のプラチナ素材に採用したことは、
多くのパテックファンの方は、この特別な意味のある色の採用を “うーんそう来ましたか” と思ったことでしょう。
■永久カレンダークロノグラフ 5270/1R-001
ケースサイズ:41mm
ムーブメント:Cal. CH 29-535 PS Q(手巻き)
素材:ローズゴールド
価格:170,000CHF
昨年、5204で発表された黒文字盤にローズゴールドのブレスレット仕様が、今年は5270で登場。
■ワールドタイム ミニッツリピーター Ref.5531R-001
ケースサイズ:40.2mm
ムーブメント:R 27 HU
素材:ローズゴールド
価格 Price on request
ワールドタイムに、ミニッツリピーターとクロワゾネという難易度の高い技術が投入されているこちらのモデルは、
昨年限定販売であったモデルがレギュラーラインナップに加わった形だが、
そもそもの難易度や生産数を考えるとこのクラスのモデルはごく少量の流通となるのは必至であろう。
■ミニッツリピーター Ref.5207G-001
ケースサイズ:41mm
ムーブメント:R TO 27 PS QI(手巻き)
素材:ホワイトゴールド
価格 Price on request
ミニッツリピーター5207に、ホワイトゴールド、ブルー文字盤が登場。
一見5205に共通するデザインであるが、ミニッツリピーター、トゥールビョン、パーペチュアルカレンダーといった複雑機構をさりげなく搭載してしまっている所がおくゆかしさの美学でしょうか、
いつもながら思うのは、パテックのトゥールビョンは裏側からしか見ることが出ないので勿体ないと、
しかしそこは敢えてこれ見よがしではなく、所有者にしか見ることを許さないという拘りを感じます。
■ミニッツリピーター Ref.5208R-001
ケースサイズ:42mm
ムーブメント:R CH 27 PS QI
素材:ローズゴールド
価格 Price on request
永久カレンダー、シングルプッシュクロノグラフ、ミニッツリピーターを搭載したグランドコンプリケーション。
プラチナに続いてローズゴールドで登場です。
■ミニッツリピーター 5538 & 5539
5539のクロワゾネダイヤル仕様でしょうか、
ただでさえ特別な時計に、更にスペシャルなダイヤルをセットしてあります。
内部機構、外観ともに最高峰の技術の結晶です。
以上、BASEL WORLD 2018より、新作パテック・フィリップでした。
やはり、全ブース中、パテックとロレックスだけは別格の盛り上がりを見せていました。
次回、その2に続きますのでお楽しみにお待ちください。まだまだ盛りだくさんの内容でお届け致します。