アクアタイマークロノグラフエクスペディション・ジャック＝イヴ・クストー IW376805

2024年11月
月	火	水	木	金	土	日
	1	2	3
4	5	6	7	8	9	10
11	12	13	14	15	16	17
18	19	20	21	22	23	24
25	26	27	28	29	30

先日久しぶりにウェス・アンダーソン監督の映画『ライフ・アクアティック』を鑑賞しました。
ビル・マーレイ扮する自分勝手な海洋探検家、スティーブ・ズィスーと、彼のワガママに振り回されるクルー達という疑似家族的な人々の、崩壊と再生を描いた作品です。
監督の映画愛が感じられるこだわりが随所に散りばめられてい作品です。(がほとんどは気付かれずにスルーされると思われます。)

ちなみに、このユルい映画を唯一無二の存在にしているのはサントラの力による所が大きく、クルーの一員として出演もしているセウ・ジョルジュによるデヴィッド・ボウイのカヴァーが、ヘンテコな映画の雰囲気を絶妙にまとめているのです。
チープで絵本のような世界観は好き嫌いが分れるため特にオススメはしませんが、個人的には大好きな映画です。

さて、なぜ時計屋のブログで映画の話をしているのかと言うと、この映画は海洋探検家でドキュメンタリー映画監督のジャック=イヴ・クストーへのオマージュ(パロディ？)が込められた作品だから。
『チーム・ズィスー』のクルー達が着用しているお揃いのユニフォームや、ズィスーが女性記者に取材を受けているシーンでの一言など、随所にその影響が感じられます。

ジャック=イヴ・クストーというと、『アクアラング』を発明したり、自身が行なった海や海洋生物の研究記録を書籍やドキュメンタリー映画として発表したりと、海への興味を世の中に広めることに貢献し、環境破壊や海洋汚染についての警告を行なった人物で知られています。

今回はそんな『海の恋人』ジャック=イヴ・クストーに相応しいダイバーズウォッチをご紹介いたします。

IWC アクアタイマークロノグラフエクスペディション・ジャック＝イヴ・クストー【IW376805】
https://www.gmt-j.com/item/3717005647617
null
IWCの数あるシリーズの中でもスポーティー且つ男らしいデザインで人気の高い『アクアタイマー』。
1967年に初代モデルが誕生してから47年の時を経た2014年、現行モデルが発表となりました。
ダイバーズウォッチとしても十分な300mの防水性能に加え、クロノグラフとデイデイトという複雑な機能を合わせて搭載している高機能モデルにもかかわらず、ダイヤルのデザインは無理のない配置ですっきりと収まっています。

深いブルーに差し色のオレンジ。
クストーが愛した海に小さく浮かぶカリプソ号の船底のようにも見えます。
立体感のあるダイヤルにはさりげない高級感が感じられます。

null
前モデル

現行モデル
前モデルと大きく変更となったベゼルデザインは『アウター・インナーベゼル』という特殊な仕様の逆回転防止ベゼルを採用。
インナーベゼルをケースサイドにあるボタンで回転させるタイプとはひと味違う、より感覚的な操作感が味わえます。
前モデルがよりスポーティーでカジュアルなデザインだったのに対し、すっきりとした大人な印象となっています。