ノーチラス誕生40周年

2016年03月11日

お久しぶりです、近藤です。最近は書き出しが毎回“お久しぶりです”で始まることが多くなってしまってすっかり筆不精気味ですので今年は更新頻度を上げていきたいと考えていますので宜しくお願い致します。

今年はパテック・フィリップのノーチラス生誕40周年に当たります。ノーチラスに関しては誕生のストーリーやディテールに関しては散々語り尽くされているので少々話を脱線させながら既存ブログにない感じでアプローチしたいと思います。

ノーチラスが誕生したのは1976年、同デザイナーが手掛けた兄弟機であるオーデマ・ピゲのロイヤルオーク誕生が1972年ですので、その4年後に発表されたということになります。私事ですが、生まれ年がロイヤルオークと同じ1972年です。更にノーチラスの誕生年1976年は、私の敬愛する有名なオリジナルパンクバンドSex Pistolsがデビューした年でロンドンパンクが隆盛を極めた年でもあります。年号を覚えるのは中々難しいですが、こういった感じで、一発で暗記出来ました。ですので、私はいつもノーチラスを見ると、その誕生年から当時の英国の世相を想像してしまいます。先の見えない不況と、商業化し牙が抜けマンネリ化した英国ロックシーンに風穴を空けるが如く、若いパンクバンドが続々と登場しては僅か2年ほどでムーブメントも収束し消えて行った。こんな事を考えるのは私だけでしょうか、、、

実はそうでもない様です。現行シリーズが発表された2006年当時にパテック・フィリップ主催での新作発表パーティーがジュネーブのクラブで行われたそうですが、会場の内装やインテリアも70年代調で統一され、DJが70年代のローリングストーンズ等のヒットチューン(推測するに多分“MissYou”ですよね~www)をスピンするなどの拘った演出がされたと聞いています。ある意味、70年代という時代背景なしにはノーチラスは生み出されなかったという認識がパテック・フィリップ社にも在るのだと思います。

パテックフィリップ ノーチラス ジャンボ 3700/1A
Ref.3700/1A

話を戻します。2006年にフルラインナップが変更されたのは言わずもがな、ノーチラス誕生30周年に合わせてというタイミングです。5711/1A、5711G、5711R、5712/1A、5712G、5712R、5980/1A、等のラインナップが発表されたのは、我々にとってそう古い記憶ではありませんが、あれから10年と考えると時間の流れの速さに驚きます。当時の現行モデルであったステンレス3針のノーチラスが小ぶりなサイズのRef.3800しかなかった為、リニューアルされたRef.5711をはじめとするラインアップは、ジャンボノーチラスの再来として腕時計ファンに熱狂的に支持された事を思い出します。当時、ノーチラスリニューアルのプロジェクトを手掛けたのは 副社長であったティエリー・スターンさんだと伺っておりますが、現在はパテック・フィリップのCEOとなってご活躍されています。

ここまでお話しした所で、皆さんもお気付きではないかとおもいます、目前のバーゼル2016にて、はたしてノーチラスの新作は出るのか?モデルチェンジやディスコンの決定はどの様になるのか?非常に楽しみですね。

ノーチラス40周年ということで、2006年当時の30周年のタイミングで行われた大胆なモデルチェンジに関して触れましたが、実はその前年にRef.3711/1GとRef.3712/1Aといった希少種が産み落とされているのをご存知の方は少数ではないでしょうか。当時もマニアの間では、生産期間が僅か半年間のレア商品として認識されていました。

GMTでは現在Ref.3711/1Gが、ご委託品にて在庫がございます。
https://www.gmt-j.com/item/5717001007062
パテック・フィリップ ノーチラス 3711/1G-001

その他、希少な5711/1AのTiffany ダブルネームの在庫もございます。
https://www.gmt-j.com/item/3717000394479
パテック・フィリップ ノーチラス 5711/1A-010 ティファニー

どちらも絶滅寸前の希少種ノーチラスですので、お探しでいらっしゃった方はお早目にGMTにてご購入の程、宜しくお願い致します。

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