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機械式高級時計の中でも実用時計と言えばロレックスとオメガであるということは誰もが認めるところかと思います。
日常的に使う腕時計において、汗や雨は勿論ですが、最近は感染症予防のため意識的に手を洗うようになったという方も多く、防水性が気になるところです。
今回は実用機械式時計のロレックスとオメガの、あまり知られていない防水性のこだわりについてご紹介します。
ロレックスの時計はこちら
ロレックスの時計の多くが採用しているオイスターケースは100mの防水性があり、たいへん実用性に優れております。
実はこの防水性、防水点検の際に表記より10%高い水圧で点検を行なっています。つまりオイスターケースのモデルは110m以上の防水性が確保されているのです。
さらにダイバーズモデルではなんと、表記より25%も高い水圧で点検を行なっているとのこと。
ロレックス 126660はこちら
つまり3900m防水のディープシーは、実際には4875m以上という驚きの防水性を備えています。
オメガ シーマスターダイバー300Mの時計はこちら
オメガのシーマスターダイバー300Mは2018年にフルモデルチェンジが行われ、より信頼性の高いダイバーズウォッチとして生まれ変わりました。
ダイバー300Mで最も特徴的なディテールの一つに、10時位置のヘリウムエスケープバルブがございます。
ヘリウムエスケープバルブとは、飽和潜水の際に時計内部に入り込んだヘリウム混合ガスを逃がす際に使用する機構であり、日常で使われることはまずないと言っていいでしょう。
ねじ込み式のヘリウムエスケープバルブですと、バルブを緩める際に防水性が落ちてしまいますが、実はこのダイバー300Mはバルブを緩めた状態でも50mの防水性が確保されています。
通常は緩める必要がない部分ではございますが、日常使用していて万が一緩んでしまっていても大抵の水は防いでくれますので、安心してお使いいただけると思います。
全ての時計に言えることですが、表記されている防水性は新品状態の数値となっております。
防水パッキンの劣化などにより防水性は低下いたしますので、定期的なオーバーホールなどをしながら大切にご使用していただきますようお願いいたします。
尚、当店でご購入いただきました時計は当店を通してメーカー、または提携修理工房へ定期メンテナンスのご依頼を承っております。
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