印象的なデザインを持つ【シャネル ジェイ トゥエルヴ パラドックス H6515】

2021年01月07日

いつもGMTブログをご覧いただきありがとうございます。

昨年は時計業界も新作発表イベントが少なく寂しかったですが、2020年に発表された新作時計の中でも印象的だった商品を紹介したいと思います。

CHANEL シャネル ジェイ トゥエルヴ パラドックス H6515 セラミック 38mm

2020年はシャネルが「J12」を発表してから20年という記念の年でした。
20年前のシャネルは90年代の「プルミエール」の大ヒットも落ち着いていて時計ブランドとしては少し寂しい状態でした。
そこで登場したのがこの「J12」シリーズで発売されたとたんに時計業界屈指の人気コレクションになりました。

シャネル ジェイ トゥエルヴ H0682 ブラック セラミック 33mm
※2021年1月5日現在、在庫なし

こちらのモデルはレディースですがこの「H0682」という型番の商品は文字盤と針の仕様変更はありましたが、コレクション発表時より20年間カタログに載っている超ロングセラーモデルです。
以後このモデルとこちらも20年前から存在したメンズ38ミリ「H0685」をベースに様々なモデルが発表されました。
そして2019年にメンズは待望の自社ムーブメント「12.1」を搭載した「H5967」へモデルチェンジしましたが、デザイン面での変更点はほとんどといってよいほどなく、いかにこの時計のデザインが発表当初から完成されていたかを物語ります。

そして2004年にホワイトセラミックのモデルが登場し、さらに大ヒットのコレクションになりました。

CHANEL シャネル ジェイ トゥエルヴ H0970 ホワイトセラミック 38mm
※2021年1月5日現在、在庫なし

そもそも「J12」が革新的だったのは現在では時計の素材としては一般的になった「セラミック」初めてを採用した事です。
当時セラミックをここまで加工できる技術は日本の一部の工場のみでだったという話を聞いたことがあります。

時計の素材としてのセラミックは「色」を付けられるという事で見た目にも斬新でしたが、そのキズに対する強さも特徴です。
その後加工技術も進化し今ではいろんなブランドがセラミックを採用していますが、シャネルが「J12」で時計業界に与えた影響は計り知れません。

そして昨年この話題作が発表になります。

CHANEL シャネル ジェイ トゥエルヴ パラドックス H6515 セラミック 38mm

発表されたとたん各メディアで話題騒然になったこの「パラドックス」ですが。
「J12」の2大カラーを組み合わせるという大胆なデザインに目を引かれます。

このモデルでは時計のケースを本来削りだしの単体であるところをホワイトセラミックとブラックセラミックの2つのパーツ組み合わせることでこのデザインを実現しています。

そのため通常モデルでは200mある防水が50mまで下がっています。ちなみにベゼルも回転しないというデザインに振り切った姿勢が素晴らしいです。

ダイヤルもツートーンです。

黒いシャツとの相性も良いです。

昨年はロレックスのオイスターパーペチュアルのビビットカラーダイヤルも話題になりましたが、この「J12」もしかりでモードの観点から見ても面白い時計が印象に残った1年でした。
今年もどんな新作が発表されるか楽しみです。

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