はじめまして、ECの堤と申します。
ブログに初挑戦で至らない所が多々あると思いますが、暖かく見守っていただければ幸いです。
私はこの会社で働く以前は腕時計のブランドがこんなにたくさん存在するとは知りませんでした。
特にファッションや香水のイメージが強いシャネルが腕時計も発表していることに驚きました。
大学時代、服飾の勉強をしていたのですが、その中でシャネル創業者、ガブリエル・ボヌ-ル・シャネル(通称ココ・シャネル)の一生について学ぶ授業があったことを思い出してしまいました。
彼女の人生で感じたことはとにかく恋多き女性だということ。しかもほぼ全員が超がつくお金持ち。その財力を使いのし上がっていきます。傍から見たらうらやましい限りにみえる彼女の人生も実際は波乱に満ちています。
(愛した人とは絶対に結ばれない悲運さがあります)
今回はそんな彼女の恋愛遍歴について簡単にご紹介致します。
彼女は最初、恵まれない環境で育ちます。貧しい家庭に生まれ、幼少期に母を病で亡くし、父には捨てられ、孤児院で暮らすことになります。その孤児院で裁縫技術を身につけますが、18歳の時、こうした環境の反動からか、孤児院を出て芸能界を目指します。
オーディションを受けても落ち続け、キャバレーで歌手活動も行いますが、全く売れず、夢を諦めて当時愛人関係にあった将校バルサンの郊外にある牧場で暮らします。
ですがそれからシャネルのサクセスストーリーが始まります。
この牧場で暇つぶしに作っていた帽子がある女優に気に入られ、帽子店を開業することを薦められます。
お金持ちのバルサンに帽子店出店のための資金援助を依頼するのですが、愛人を自分のところに囲っておきたいバルサンは最初断ります。
断られたシャネルはショックを受けますが、周りの友人の手助けも有り、嫌々ながら援助してもらうことに成功します。
こうして無事に27歳のとき、帽子店を開店させます。
が、しかし…
開店まもなくバルサンと別れてしまいました。そしてイギリス人実業家のアーサーと交際を始めます。帽子店はアーサーも出資しており、またバルサンに援助を断られた際、慰め、励ました友人の1人がアーサーでした。
アーサーの知恵と資産で帽子店を中心にファッションにも力を入れ始め、仕事が順調だったシャネルはアーサーとの結婚を意識しはじめます。
が、しかし…
アーサーは私生児というコンプレックスがあり、最終的にシャネルとの愛より自分が身分を得る(貴族になる)事をとり、貴族のご令嬢様と結婚してしまいます。
これでアーサーとシャネルの関係は終わるかに見えましたが、シャネルは愛人になり、関係は続きます。
(ですが、まもなくシャネルと密会しに行く途中アーサーは自動車事故で亡くなります)
なかなか愛する人と結ばれないシャネルですがめげずにその後も数多の男性と恋に落ちます。その中でも注目なのがドミトリー大公。彼との交際で世界の名香、マリリンモンローも愛したシャネル初の香水「No.5」が生まれました。
この香水の大ヒットにより、シャネルは大富豪の仲間入りを果たし、シャネルブランドをより拡大させました。
が、しかし…
ドミトリー大公は亡命したロシアの貴族で、祖国のロシア再興の為、シャネルと別れてアメリカの富豪令嬢と結婚してしまいます。(そろそろシャネルに同情してしまいそうです)
大公と別れた後、今度はヨーロッパNo1の超大金持ちウェストミンスター公爵と交際します。この公爵との交際でツイード生地を使用したシャネルスーツを生み出し、シャネルブランドを不動の地位に押し上げるのですがやはりこの公爵との愛も実りません。
理由は環境の違い、性格の不一致。生まれながら何でも揃っている公爵に対し、シャネルは貧しく育ち、自由を好み束縛を嫌ったため、結局合わなかったようです。
公爵と別れた後は転落人生のスタート。ポールという画家と付き合いますが、謎の不審死。
第二次世界大戦が始まり、敵国の少将と愛人関係になり、そのことが発覚したことや、シャネル社内の労働条件が厳しかったことでストライキが起こり、ファッション部門を撤退させなくてはならなくなりました。
さらにそれに懲りずに今度は敵国のスパイの愛人になり、シャネル自身もスパイとされ、遂に逮捕されてしまいます。
釈放された後はスイスのジュネーブに亡命し、これからゆっくり余生を過ごすのかと思われました…
が、しかし…
これからがシャネルのすごい所。なんと70歳でファッション界にカムバック。
ヨーロッパでは古いと酷評されましたが、女性の社会進出が進んだアメリカでは大流行。
70歳から亡くなる87歳まで再度ファッションの第一線で活躍することになります。
シャネルの才能恐るべし!
長くなりましたが、そんなシャネルのセンスが受け継がれた腕時計を是非チェックしてみて下さい。
かわいらしさを演出したいときには白のお時計を
かっこよく決めたいときには黒のお時計なんて使い分けてみてはいかがでしょうか。
恋人や夫婦でペアというのもおすすめです。
最後にシャネルの逸話の中で1番強烈でシャネルの性格がよく現れているエピソードを1つ。ウェストミンスター公爵との豪華客船パーティーでの一幕です。
このとき公爵はある人妻と仲良くなってしまいました。それに激怒したシャネルの機嫌を直そうとかなり宝石を散りばめた豪華な指輪をプレゼントした公爵。
シャネルはその指輪を見て「ダーリン、ありがとう!」とかなり喜んで数秒指輪を眺めたあと笑顔でその指輪を海に投げ捨て、他の乗客と公爵は凍りついたそうです。
シャネルは才能も性格も恐るべし。