あけましておめでとうございます。
2017年も、よろしくお願いいたします。
今回は前のブログでも触れられていましたが、個人的にとても気になっていたので、
新春大特価対象のジラール・ペルゴについて書きます!
1791年に創業が開始されたジラール・ペルゴ。
ジラール・ペルゴは日本に初めて正規輸入されてきたスイス時計だそうです。
その時は1861年、日本は幕末の動乱のさなかでした。
創業者は19歳という若さで時計を組み上げたり、ジュネーブに時計工房を開設したりと
優秀な人物であるジャン=フランソワ・ボット
ジラール・ペルゴという名前は、創業者の工房で働いていたコンスタン・ジラールという人物と、その妻となったマリー・ペルゴという女性からついたものだそうです。
ドイツ海軍将校向けの時計作成に着手
世界で初めて腕時計2000本を量産
毎時3万6000振動のハイビートムーブメントを発表
クォーツ時計の開発など創業後の急成長は目をみはるものでした。
特に1867年にパリの万国博覧会で金賞を受賞した「スリー・ゴールド・ブリッジ・トゥールビヨン」は、
まだ複雑時計が稀だった時代に同社が20〜25年もの歳月をかけて作り上げられたもの。
その後のコンクールにてその究極のクオリティゆえに、なんと審査対象外になったそうです。
時計の【名門】とされることに納得です。
そんな優秀なジラール・ペルゴから人気モデルのヴィンテージ1945をご紹介します。
ヴィンテージ 1945 XXL 25883-11-221-BB6C
https://www.gmt-j.com/item/2717002742279
2011年にシリーズに加わったXXLサイズ。
レイルウェイ・ミニッツトラックや植字インデックス、ドーフィン型の針といったヴィンテージ1945の特徴をそのまま表現されているモデルです。
大きさは縦が36.95mmの横が36.00mm。
クロノグラフの機能もついて存在感抜群です。
ケースの形にも注目です。
極度の湾曲とラグの形が腕への装着感を良好にしてくれており、また風防にサファイヤクリスタルガラスを使用することで傷にも強いのです。
文字盤には手作業によって美しくカーブを描く針がその職人技をキラリと光らせてくれています。
あえて手間をかけて実現したその実用性の高さといい、美しさといい、これが高級時計である理由をひしひしと感じます。
調べ物をしているうちに見かけた白黒の写真の中に、1950年代のファクトリーの様子がありました。
この時計を見かけると窓際にならんだデスクにずらりと座って自然光のもとで黙々と作業する職人の姿が思い出されます。
私は個人的にモデルの名前も印象的です。
1945年というと日本が戦争を終えた年。
この数字は歴史の勉強が苦手だった私でさえもしっかりと覚えています。
映像ではありますが、その時の人々の表情も、日本の状況もしっかりと頭の中に焼き付いていて、パッと頭の中に浮かびます。
とても不思議な気分になります。
少し最後脱線してしまいましたが、ジラール・ペルゴの時計を紹介させていただきました。
ありがとうございます。