皆様こんにちは。早いもので2019年大晦日でございます。
本年も沢山のお客様にご愛顧賜り誠にありがとうございました。
この場をかりて厚く御礼申し上げます。
個人的にも様々な出来事があった一年となりましたが皆様はいかがでしたでしょうか。
時計業界も様々な新作やニュースがあり時の流れが早く進んでいる様な、そんな印象の一年でございました。
大きな流れとしては人気ブランドの価格高騰が顕著に表れた年でございました。
また各メーカーがインターネット・SNSを通して例年よりも広告告知に力を注いでいる。
そんな印象を受けました。その中で業界の流れが変革していると感じる出来事が2019年のはじめからございました。
①【SIHHからの撤退】
2月・3月にそれぞれ行われている時計の祭典であるSIHH(ジュネーブサロン)とBASEL WORLD(バーゼルワールド)は各ブランドが一斉に集まりその年の新作時計を世に発表する見本市です。
時計ファンのみでなく各国の時計ディーラーたちがその年の取扱いモデルを仕入れる大事な行事でもあるのです。
そんな祭典に大きな変化が表れたのが2019年。
SIHHでは世界3大時計ブランドの一角であるAUDEMARS PIGUETが2019年を最後に2020年よりSIHHへの不参加を表明しました。
他にもRICHARD MILLEなど話題のブランドが2019年を最後にSIHHからの撤退を表明しております。
現在最も話題の中心にある時計ブランドの一つと言えるAUDEMARS PIGUETは個人的に非常に好きなブランドですのでSIHHが始まる2月に新作モデルをチェックし、ああではないこうではないと色々な考えを巡らせ、お客様と感想をお話しする事が恒例となっていましたので寂しさがございますがこれも今の世の流れでしょうか。
各ブランドのマーケティングの仕方が変化し、インターネットやSNSを通してより一般顧客にダイレクトに魅力を伝える事が可能になったという事なのでしょう。
そんな事もあってか2019年のSIHHはAUDEMARS PIGUETの新作が非常に豊富で魅力的でした。
「ROYAL OAK」シリーズからは何といっても2012年に誕生した15400STが生産終了となり新たな自社キャリバーを搭載した「15500ST」が誕生した事でしょうか。
Ref.15500ST.OO.1220ST.01
41㎜のケースサイズと基本的なデザインに大きな変更はありませんが、ムーブメントが「Cal.3120」から「Cal.4302」へ変更された事が一番の大きな変更点と言えるでしょう。
〇15400STムーブメント 〇15500STムーブメンント
「Cal.3120」 「Cal.4302」
・21,600振動のロービート ・28,800振動のハイビート
・パワーリザーブ60時間 ・パワーリザーブ70時間
実用性をより高めたムーブメントに変更され154000STでは気になる方の多かったダイヤルの日付の位置やスケルトンバックのベゼル幅が修正されるなどし、ケース厚は0.6㎜厚みが増しましたが総じて良いモデルチェンジとなったのではないでしょう。
他にもロイヤルオークの魅力的な新作が多数登場しており、これ以外にも「CODE11.59」という新たなシリーズを発表し世界3大時計ブランドの力を見せつけてくれた印象です。
②【BASEL WORLDの撤退】
SIHH同様BASEL WORLDも変化の大きな年と言えるでしょう。時計の見本市として1917年から続く歴史を持つバーゼルワールド。ROLEXやPATEK PHILIPPEなどの超一流ブランドが参加する見本市にはこれまで「スウォッチグループ」の参加ブランドが数多く出展していました。
しかし同グループは2018年にバーゼル撤退を宣言し2019年は出展をとりやめておりバーゼルワールド自体の存続が危ぶまれる等大きな話題となっておりました。
傘下ブランドだけみても「オメガ」を筆頭に「ブレゲ」「ブランパン」「グラスヒュッテ・オリジナル」「ジャケ・ドロー」などなど影響力のあるブランドだけにバーゼルワールド側の影響は少なくないのではないでしょうか。
日本を代表する時計メーカーの「セイコー」もバーゼルの出展を2019年をもって撤退する事になっており今後の業界の動向が気になります。
そんなネガティブなニュースがあったなか「ROLEX」は通常通りバーゼルワールドの出展を行い今年も魅力的なモデルを発表しました。
昨年発表されたGMTマスターⅡの青赤「ペプシ」ベゼルの126710BLROは現在も入手困難なモデルとなりますが2019年は青黒ベゼルの通称「バットマン」126710BLNRがジュビリーブレスレットを搭載して
発表されました。
Ref.126710BLNR
青黒ベゼルに関しては前作の116710BLNRとの大きな見た目の違いがブレスレットのみと少ない為か、
青赤のペプシ程高騰はしておりませんが、そこはROLEXのスポーツモデル…。
実勢価格は定価の約2倍となっております。
Ref.226659
ヨットマスターコレクションに新たに加わったヨットマスター42 226659はこれまでのヨットマスター40を2㎜サイズアップさせ42㎜の大型ケース。
使いやすいホワイトゴールドケースで発表してきました。
ケースサイズアップに伴いインデックスもしっかりと大きくなっており、私も実機を見た最初の印象が「大きいけれどケースとダイヤルのバランスが良い」と好印象を受けたモデルでした。
当店でも非常に人気が高く入荷してもすぐに売れてしまうモデルです。
この他にもシードゥエラーのロレゾールモデル126603が発表され注目を集めました。
2019年のROLEXも素敵なモデルが発表されておりますが個人的には少し物足りない印象でしたが皆様はいかがでしたでしょうか?
また、ROLEXに関してはここ数年の高相場もあり常に品薄状態が続いておりますが、それに加えて正規販売店での購入規制が導入される等
(詳しくはコチラhttps://blog.gmt-j.com/gmtblog.php?itemid=5963)
更に価格高騰が予想されております。来年からは定価の改定も噂されておりますので益々入手が難しいブランドになっていくのでしょうか…。
そしてトップオブトップブランドPATEK PHILIPPE。
ノーチラスとアクアノートから魅力的な新作が印象的でした。
ノーチラスのアニュアルカレンダーモデルに遂にブルーブラック(パテックブルー)文字盤の5726/1A-014が登場致しました。
私も未だ実機を拝んだ事がなく既に定価から2倍以上の価格になっているとかいないとか…。
2019年のノーチラスの価格高騰は凄まじく一番人気の5711/1A-010(3針ブルー文字盤)に至っては2019年6月に新品平行品価格で約1000万にもなるなど、国内定価約360万ですので約3倍の実勢相場となり時計を販売する身の私達でさえ驚きを隠せない価格となっておりました。
PATEK PHILIPPEの生産本数は約6万本と言われるなか、その内の25%~30%がステンレススティール製の時計といわれております。
そのなかでも人気モデルのノーチラスに至っては生産本数を厳しく制限しておりますので今後も安く簡単に入手が可能かは難しいところですが、今後の動向が気になるモデルであり続ける事は間違いないでしょう。
ノーチラスの高騰から飛び火してか兄弟モデルのアクアノートの高騰も今年のトピックスとしてあげられますが、そんなアクアノートの2019年新作モデルは42㎜のジャンボサイズでWGのカーキ文字盤、カーキラバーのコンポジットベルトで登場致しました。
ノーチラスと比較してカジュアルなラバーが丁度良いカジュアル感を演出してくれるアクアノートにピッタリとハマるカーキ文字盤は時計を買い慣れていらっしゃる方から非常に好評なようです。
こちらも既にプレミアがついておりますが…。
ROLEX、PATEK PHILIPPE、AUDEMARS PIGUET、RICHARD MILLEなど非常に高額なモデルであっても人気モデルに関しては即販売となるケースやOMEGAのスピードマスターやシーマスター300の様な定番売れ筋商品も入荷後即販売となる事も例年よりも顕著にでており人気モデルに集中した印象の2019年でございました。
お客様のニーズにしっかりとお応えできるような商品ラインナップを心掛け来年も営業してまいります。
あらためまして2020年もGMTを宜しくお願い申し上げます。
スタッフ一同お客様のご利用ご来店をお待ちしております。
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