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さて、皆様はフランクミュラーというとどういうイメージを思い浮かべますでしょうか。
若い方にはピンと来ないかもしれませんが、フランクミュラーはかつて、富裕層がネクストロレックスとして注目し、2000年代に大流行したブランドです。
フランクミュラーは複雑時計も得意としておりますが、一般的に購入されていたのはシンプルな三針のモデルであり、ロレックスと比べて特別優れていたということはありません。
しかし、ラウンドケースの保守的なデザインが主だったロレックスに対して、トノーケースに特徴的なビザン数字が華やかなフランクミュラーは、独立時計師の世界観に触れられたような新鮮さがありました。
当時サブマリーナーやGMTマスターは30〜40万円くらいで購入できましたが、フランクミュラーの代表モデルであるカサブランカは50〜60万円くらいという価格で、高嶺の花という印象でした。
それから20年程経過した現在、現行品のサブマリーナーデイトは170万円以上、GMTマスターは安い方の青黒ベゼルでも210万円程度と、当時とは比較にならない価格となっています。
ROLEX ロレックス サブマリーナー デイト 41 126610LN
対してフランクミュラーのカサブランカはというと、新品で50万円代から、中古ならばなんと30万円代から購入できてしまうのです。
FRANCK MULLER フランク・ミュラー カサブランカ 5850CASA ホワイト
20年前と現在では、高級時計におけるロレックスのポジションが大きく変容しましたので単純に比較はできませんが、当時を知る方にとって今のフランクミュラーはかなりお買い得に映るのではないでしょうか。
20年前、フランクミュラーに憧れながらもオメガやタグホイヤーを購入していた方も多いかと思います。
腕時計全体の価格が上昇した今、相対的にお買い得なフランクミュラーを検討してみてはいかがでしょう。