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今回は現在開催中の3月価格改定特集より、こちらのモデルを紹介します。
GLASHUTTE ORIGINAL グラスヒュッテ オリジナル パノリザーブ 65-01-01-01-04
アシンメトリーな文字盤が特徴的な、グラスヒュッテオリジナルの「パノ」コレクションと、ランゲ&ゾーネの「ランゲ1」。
非常によく似た2つのモデルですが、それはグラスヒュッテオリジナルとランゲ&ゾーネが共に、「フェルディナント・アドルフ・ランゲ」が1845年にグラスヒュッテに設立した独立工房「A・ランゲ・ドレスデン」からスタートしているためです。
その後社名を「A.ランゲ&ゾーネ・ドレスデン」に変更し、高品質な時計を製造していたランゲでしたが、第二次世界大戦後に「社会主義国東ドイツ」によって設備や資産を政府に接収され、1948年にその歴史が途絶えてしまっています。
この時接収された「A.ランゲ&ゾーネ・ドレスデン」を含むグラスヒュッテの時計会社は「GUB(グラスヒュッテ国営時計会社)」として東ドイツ体制下で統合されました。
その後1990年の東西ドイツ再統一によって民営化した「GUB」は、1994年に「グラスヒュッテ・オリジナル」ブランドを立ち上げ、現在へといたっています。
ちなみに現在のA.ランゲ&ゾーネは、IWCの支援のもと「アドルフ・ランゲ」の子孫である「ウォルター・ランゲ」によって1990年に新設されたブランドです。
稀に「アドルフ・ランゲを受け継いでいるのは、A.ランゲ&ゾーネではなくグラスヒュッテオリジナルである」という話を聞くことがありますが、グラスヒュッテ・オリジナルが「A.ランゲ&ゾーネ・ドレスデン」の設備を受け継いでいることに由来した説でしょう。
重要なのは、グラスヒュッテオリジナル、A.ランゲ&ゾーネ共に創業から現在まで最高峰の腕時計を作り続けているということです。
特にグラスヒュッテオリジナルは、A.ランゲ&ゾーネに比べ圧倒的な低価格で手に入れることができます。
個性的な文字盤デザインはもちろん魅力ですが、やはり注目していただきたいのはムーブメントです。
青焼きネジで留められたゴールドシャトン・チラネジ付きテンプ・ダブルスワンネック緩急針・ブリッジのエングレービングなど、A.ランゲ&ゾーネに肉薄するクオリティーの審美性を体感できる素晴らしいムーブメントを搭載しています。
製造技術の向上した現代では不要とも言える仕様ですが、妥協のない美しい腕時計を作り続けるグラスヒュッテオリジナルは、A.ランゲ&ゾーネと共にアドルフ・ランゲの伝統を受け継ぐ最高峰のウォッチメゾンと言える存在です。
メーカーの価格改定によって中古品の値上がりも予想されますので、ぜひお早めにご検討をお願いします。
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GLASHUTTE ORIGINAL グラスヒュッテ オリジナル パノリザーブ 65-01-01-01-04
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