当ブログをご覧の皆様こんにちは。
先日ついに延期とされていたバーゼルワールド2020の正式な中止が発表されました。
現在のところ2021年の開催は行う予定とされていますが、先日離脱を表明した大手ブランドを除いた開催となりますと、2021年のバーゼルワールドがどのようなものになるのか、なかなか想像ができません。
対してWatches & Wonders Geneva(旧SIHH)は、先日ウェブ上での新作発表を成功させました。
当ブログでも何回か新作について触れさせていただいております。
当店のスタッフによって気になった新作、目の付け所が違うのも面白いところです。
皆様はどんな新作が気になっていますでしょうか。
並行輸入品取り扱いの都合上、2020年の新作は順次入荷となります。
当店からお客様に新作をご案内できるのはまだ少し先となりそうですが、入荷予定のお問い合わせなどございましたら、お気軽にお申し付けください。
今日は先日気になる新作発表を行ったメーカーの中から、【ピアジェ】を取り上げたいと思います。
ピアジェは1874年にジョルジュ・エドワール・ピアジェがスイスの自宅で時計工房を構えたことが始まりのブランドです。
ピアジェと聞くと、ジュエリーの印象が強いかもしれませんが、実はピアジェがジュエリー製作に着手したのは1959年。
ジュエリー製作よりも時計製作の歴史が長い、隠れた名工といえます。
そんなピアジェの代名詞といえるのは、【超薄型ムーブメント】。
今からおよそ70年ほど前の1957年に、メーカー初の手巻き式薄型ムーブメント「キャリバー9P」を発表します。
厚さはわずか「2mm」。
薄型ムーブメントといいますと、ブルガリのオクトを思い浮かべる方もいらっしゃると思います。
https://www.gmt-j.com/item/2717004505827
このブルガリ オクト フィニッシモ スケルトン BGO40TLXTSKに搭載されているムーブメント「Cal.BVL 128SK」の厚さが「2.35mm」。
同じく手巻き式のムーブメントですので、当時開発されたピアジェのムーブメントの薄さのすごさがわかるかと思います。
翌年1960年には自動巻き式の厚さわずか「2.3mm」のムーブメント「キャリバー12P」を発表。
当時のギネス世界記録にも認定されました。
そんな超薄型ムーブメントを世界に送り続けてきたピアジェが、2020年に発表したのは【世界で最も薄い機械式時計】。
薄型時計のコレクションである「アルティプラノ」より、世界で最も薄い機械式時計として、2018年に研究・開発目的としてアルティプラノ アルティメート コンセプトが開発されていました。
このモデルがついに今年、市販モデルとして発表されたのです。
厚さはケースまで含めてわずか「2mm」。先ほど紹介したピアジェ初めての薄型ムーブメントの厚さが「2mm」ですので、その驚異的な薄さが分かります。
一円玉とほぼ同じくらいの厚さです。※一円玉は1.5mmです。
この薄さを実現するために、極薄の香箱・極薄の調速機構・サファイアクリスタルの接着・極薄の巻き上げ機構・伸縮式リューズの5つの新しい特許技術が使用されています。
是非一度手に取ってその薄さを体験してみたいところ。
もう一つピアジェで外せないコレクションは「ピアジェ ポロ」。
ステンレス素材のラグジュアリースポーツウォッチです。ラウンド形とクッション形を組み合わせた独特なケースと文字盤の組み合わせが他にないデザインで魅力的。
個人的には昨年話題となったベル&ロスの「BR 05」、ショパールの「アルパンイーグル」と並んで称されて欲しいモデルです。
2020年は今までレザーベルトタイプにのみ採用されていたグリーンの文字盤が、新たにステンレスブレスレットモデルに採用されました。
落ち着いた柔らかい色味のグリーンはぜひ実際に見てみたいものです。
当店ではただいま【ピアジェ ポロ Sウォッチ クロノグラフ】の新品を二種類ご案内できます。
ピアジェ ポロ Sウォッチ クロノグラフ 42mm ホワイト G0A41004
ピアジェ ポロSウォッチ クロノグラフ 42mm グレー G0A42005
ホワイトの文字盤はこれからの夏の季節に、グレーの文字盤は落ち着いたデザインが好きな方におすすめです。
今回ご紹介していませんが、ピアジェはレディース時計もジュエリーブランドらしく煌びやかで特徴的なデザインのものがございますので、是非一度ご覧になってみてください。
ピアジェの時計を知るきっかけとなっていただけたら幸いです。