当ブログをご覧の皆さま、こんにちは。
大型の台風が去り、急激に気温が下がる日々が続いております。
季節の変わり目は体調を崩しやすいので、お気を付けください。
本日はグラスヒュッテ・オリジナルより、
「パノマティック ルナ 1-90-02-13-32-31」をご紹介いたします。
グラスヒュッテは、東部ドイツザクセン州の州都であるドレスデンの近くに位置する、小さな街です。
主産業であった鉱業が衰退していく中、ランゲ&ゾーネの創業者であるアドルフ・ランゲが町おこしとして1845年に創設した時計工房がグラスヒュッテオリジナルです。
第二次世界大戦後にグラスヒュッテ地方の時計メーカーは「グラスヒュッテ時計国営会社(通称GUB)」に統合され、2000年には時計業界最大の製造グループ「スウォッチグループ」に参加。
以降メーカーとしての規模を拡大していきます。
今回ご紹介するパノマティック ルナは2003年にグラスヒュッテオリジナルから登場し、「パノシリーズ」と呼ばれるシリーズに属します。
深みのあるグリーンの文字盤が非常に美しいモデルです。
文字盤中央のダークグリーンからエッジのブラックに向かって、徐々に色が変化するグラデーションになっています。
グラスヒュッテオリジナルはドイツのエルツ山地の自然の美から得たインスピレーションを文字盤に投影することが多く、このモデルは工房を囲むモミの木が再現されています。
2時位置にムーンフェイズ、4時位置には1の位と10の位が分かれているパノラマデイト表示が備えられています。
中心をずらし少しの余白が生まれることで、ラグジュアリーさが引き立つように感じます。
またケースバックルはシースルーになっており、透けて見えるローターの外周には21kの金無垢が使用されています。
ムーブメントは自社製のCal.90-02が使用されており、パワーリザーブは42時間です。
Dバックルなので、簡単に着脱を行えるだけでなくストラップの消耗を軽減してくれます。
ケースサイズも40㎜と程よいサイズ感でどのシーンにも活躍してくれる時計です。
クラシックなデザインかつ落ち着いたグリーンの色味は、着用するだけでエレガントな印象を演出してくれます。
コーディネートが暗くなりがちなこれからの季節、お手元からさりげなくカラーを取り入れてみてはいかがでしょうか。