タフで機能性にあふれたモデルが多く存在するパネライ。
そんなパネライの豊富なラインナップの中でも、ひときわ異彩を放つ一本が今回ご紹介するこちらの腕時計です。
OFFICINE PANERAI オフィチーネ パネライ ルミノール 1950 10DAYS GMT PAM00335
まず目を惹くのは、ケースに採用された漆黒のセラミック素材「チェラミカ」です。
タフなスタイルにぴったりなブラックカラーに目が行きがちですが、この「チェラミカ」は魅力が詰まった素材でもあります。
パネライでは酸化ジルコニウムの粉末から構成されるハイテクセラミックを使用しています。
この素材を用いることにより、ステンレススチールの5倍以上の硬度を実現するとともに、44mmという時計業界でも大型のケースでありながら、重量はわずか130gに抑えられています。
またセラミック素材は時計の大敵でもある錆や腐食という要素にも非常に強いため、タフスタイルにはうってつけの素材といえます。
このように魅力が詰まった素材でありながらもう一つ大きな特色がこのモデルには詰まっています。
それが搭載ムーブメント「P.2003 」の存在です。
この「P.2003」は2006年にパネライ史上初めての完全自社開発自動巻きムーブメントとして誕生しました。
ちなみにこの2003という数字は開発を始めた年数が採用されたといわれています。
数年前よりそれぞれのメーカーでパワーリザーブの強化を行っており、今や72時間のパワーリザーブは当たり前のように扱われるようになりました。
パネライも例にもれず基本的なムーブメントのほとんどは72時間のパワーリザーブとなっています。
ただしこの「P.2003」は特別です。
パワーリザーブは驚異の10日間を誇ります。
この数字だけでもずいぶんなオーバースペックに感じるかもしれませんが、このムーブメントの凄さはこの部分だけではありません。
文字盤6時位置には残りの稼働時間を表示してくれるパワーリザーブインジケーターが配されています。
文字盤9時位置には「AM」「PM」表示スモールセコンドが同軸に配置されています。
また、このモデルには時間調整の際、秒針が帰零するゼロリセット機能も搭載されているため非常に多機能ながら時間調整しやすくなっています。
これこそ多機能時計といえるほど様々な機能がついていながら、リューズ操作のみですべての機能が使用できるのも素晴らしい点です。
個人的におすすめのポイントはオールブラックである「PAM00335」に合わせてローターやムーブメントの色をブラックに統一してくれている点です。
高い機能性と同時に少しの遊び心を忘れないのがパネライをお勧めしてしまう理由なのかと思います。
今回ご紹介した「PAM00335」は外側からムーブメントまでブラックカラーを用いた、オールブラックにふさわしいモデルです。
デザインでほかの人と差をつけたいという方や、インパクトあるデザインとは裏腹に機能性を追求したいという方にはぴったりだと思います。ぜひこの機会にご検討いただければと思います。
▼本日ご紹介した腕時計
OFFICINE PANERAI オフィチーネ パネライ ルミノール 1950 10DAYS GMT PAM00335
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それでは、素敵な時計ライフをお過ごしください。
written by GMTスタッフ
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