IWCポルトギーゼIW358313|大人のサーモンピンク

2026年06月28日

時計を選ぶ際、王道のデザインでありながらも、周囲とは一線を画す個性を求められる方は少なくありません。
その相反する要素を綺麗なバランスで両立させているのが、IWCを代表するポルトギーゼの「IW358313」です。

クラシカルな造形に、時計界でも特別な存在感を放つサーモンピンクの文字盤を組み合わせた一本。
今回は、このモデルが持つ歴史的背景から、自社製ムーブメントの機構、そして実際の着用感まで、高級時計専門店としての視点で詳細に分析します。

IWC インターナショナルウォッチカンパニー ポルトギーゼ オートマティック 40 IW358313 ピンク

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IWC インターナショナルウォッチカンパニー ポルトギーゼ オートマティック 40 IW358313 ピンク
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航海計器としての起源

ポルトギーゼの誕生は1930年代に遡ります。
ポルトガルの時計商から「航海用の高精度な時計と同じくらい、正確に時を刻む腕時計」の開発を依頼されたことが始まりです。

当時、その高い要求に応えるため、IWCはポケットウォッチ(懐中時計)用の大型ムーブメントをそのまま腕時計のケースに収めました。
この歴史があるからこそ、ポルトギーゼは文字盤が大きく、一目で時刻が読み取れる独特の形状をしています。

IW358313は、その伝統を継承しながら、ケース径は現代のビジネスシーンに合わせやすい40.4mm。
縁のベゼル部分を非常に薄く設計しているため、40.4mmという数値以上に文字盤が大きく見え、すっきりとした端正な印象を与えます。

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サンレイ仕上げの色彩

このモデルの一番の持ち味は、サーモンピンクと表現される文字盤の色味です。
時計の歴史において、このカラーは特別な限定モデルなどに使われることの多い、少し贅沢な色合いです。

文字盤の表面には、中心から放射状に細かい筋目を施すサンレイ仕上げが施されています。
これにより、室内の落ち着いた照明の下では深みのあるブロンズや銅色のような渋いトーンになり、明るい太陽光の下では透明感のある淡い桃色へと表情を変えます。

文字盤の上のアラビア数字インデックスとリーフ針には、ロジウムメッキによるシルバーカラーが組み合わされています。
暖色系の文字盤に対して硬質なシルバーを合わせることで、全体がキリッと引き締まり、腕元に馴染む知的な顔立ちになっています。

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ペラトン機構の耐久性

裏側のシースルーバックから見えるのは、IWC自社製の自動巻きムーブメント「Cal.82200」です。
ここには、IWC独自の「ペラトン自動巻き機構」が搭載されています。

ローターが左右どちらに回転しても、無駄なくゼンマイを巻き上げられる効率の良さが特徴です。
現代のデスクワークを中心とした生活環境では、腕の動きが少なくなりがちですが、この独自の構造により日常のわずかな手の動きでも確実にゼンマイが巻き上がります。

パワーリザーブは約60時間です。
さらに実用面で注目したいのが、巻き上げ時に最も負荷がかかるパウル(ツメ)やホイールなどのパーツに、ブラックセラミック(酸化ジルコニウム)が使用されている点です。
金属同士の摩耗が起きないため、長年愛用しても部品が削れて精度が落ちるリスクを抑え、安定した状態で使い続けられます。

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12.3mmの厚みと着こなし

本モデルのケース厚は12.3mmです。
すっきりとした3針の時計としては、比較的しっかりとした厚みを持たせています。
この厚みがあるからこそ、ケース側面の艶を消したサテン仕上げと、ベゼルやラグの鏡面仕上げの切り替えが映え、腕元で立体的な陰影が生まれます。

一方で、この立体的なフォルムゆえに、タイトに仕立てられたシャツの袖口には、少し引っかかりを覚える一面もあるかもしれません。
その際は、シャツの袖口のボタンを緩めるか、ジャケットの袖口からあえて少し時計を覗かせるような着こなしにすると、バランスよく収まります。

腕に乗せたときに感じる適度な重みは、内部のパーツが隙間なく組み上げられているからこその確かな手応えです。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

夏になると、軽快な着け心地のブレスレット仕様に人気が集まります。
しかし、ポルトギーゼの伝統的な造形とサーモンピンクの組み合わせは、クールビズのポロシャツや休日のデニムといったカジュアルな装いにも綺麗に溶け込みます。
まさに冒頭でお話しした、王道の安心感を備えながらも、周囲とは一線を画す個性をしっかりと表現できる一本です。

当店のWEBサイトでは、今回の記事でお伝えした各部のディテールやケースの状態を、30枚におよぶ高解像度画像で、どこにいても細部までじっくりとご確認いただけます。
夏のボーナス期を迎え、これから長く愛用していける確かな一本をお探しであれば、ぜひこの機会に詳細ページで現物のコンディションをお確かめください。

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