こんにちは井原です。そろそろ10月も終わりに近づき11月に突入しようとしています。今年もあと2カ月。「早いな~。」と思う毎日です。
さて今回は面白い時計が続々入荷する中、久しぶりにあの名作が未使用で入荷しました。
パテックフィリップ ノーチラス5800/1A ¥1,980,000-
パテックフィリップと言えば誰もが憧れ、数多くの著名人を顧客に持ち、新作や廃盤など一挙一動が常に注目を集める世界最高峰の時計ブランド。時計界はパテックフィリップを中心に回っていると言っても過言ではないのではないでしょうか?
常に新しい技術開発にチャレンジしながらも歴史や伝統を守り抜く格式高い同ブランド。その中でも特に人気の高いスポーツモデル「ノーチラス」。1976年に登場した同モデルは当時では信じられないほど高価なステンレス製の腕時計。現在でも十分高価な時計ですが、それにも関わらず人気があるのはプライス以上の価値を提供する「パテックフィリップ」というブランドの奥深さなのかもしれません。
今回入荷した2006年発表「ノーチラス 5800/1A」は2005年に廃盤となった「ノーチラス 3800」の後継機。裏蓋がシースルーとなり、ムーヴメントには21金ローターが美しい「Cal.330SC」を搭載。文字盤はノーチラスのステンレスシリーズ特有のブルーグラデーション。
ノーチラスといえばやはりこのグラデーションダイヤル。これだから「ノーチラスは素敵な時計」と思うのは私だけではないはずです。
そして今ではジャンボサイズのほうに注目が集まりますが、こちらは一回り小さい旧メンズサイズ。今では小さく感じますが、これだけ高価な時計をあえてさり気なく腕に装着するには程よいサイズ感かもしれません。
そして2009年に惜しくも廃盤となり、短命に終わったRef.5800をはじめノーチラスの小さいメンズサイズは現在生産されていません。個人的にはノーチラスはRef.3800かRef.5800が好きなだけに残念です。
今回入荷分は希少なシングルシールドの未開封品。たった3年しか製造されなかった「名作」が新品の状態で入手できる最後のチャンス。本当におススメです。
余談ですが、ご存知の方も多いと思うのですがノーチラスをデザインしたのは有名な時計デザイナー「ジェラルド・ジェンタ」。数々の名作を世に送る同氏がデザインした時計に「オーデマピゲ ロイヤルオーク」、「カルティエ パシャ」が有名だと思いますが、実は他にもあります。
「ロレックス オイスタークォーツ」、「IWC インヂュニアSL」、「ブルガリ ブルガリブルガリ」などなど多くの名作を手掛けたことでも有名。実はセイコー クレドールのファーストモデルもジェンタ氏です。
「ノーチラスは値段がちょっと・・・。」という方にも同氏がデザインした時計をもっとリーズナブルに手に入れることができます。いずれのモデルもどことなくノーチラスのような雰囲気を感じられると思います。
ちなみにジェラルドジェンタ氏は今年8月に亡くなられたそうです。時計界の巨匠がデザインする時計はもう世に生まれないとなると少し寂しい気がします。
同氏の冥福を祈ると共に数々の名作に触れてみてはいかがでしょうか?
※記載されている価格は2011年10月26日現在のものです。変動する可能性がありますのでご了承ください。