今年の梅雨は長引くと予想されていますが、しばらく梅雨の中休みが続いていたかと思ったら一転、バケツをひっくり返したかのような大雨が降ったりと、なかなか天候が安定しませんね。
今週末の東京は台風一過、真夏の暑さとなりましたが、沢山のお客様にご来店いただき、心より御礼申し上げます。
さて、7月も半ばとなり、夏のボーナスが出ている方も多い事と思います。当店でも、早い方では5月の後半ごろからお下見にお越しいただくお客様がいらっしゃいました。
そんな、店頭にお越しいただいたお客様より好評の声の多いメーカーが、最近当店での取扱いが始まったノモスです。
ドイツのメーカーらしい、シンプルかつスタイリッシュなデザインで人気のノモス。1906年にドイツの一大時計産地、グラスヒュッテに誕生しました。高級時計メーカーとして事業を展開していましたが、第二次世界大戦でドイツが東西にわかれ、グラスヒュッテが東ドイツの共産政権下に置かれると、一時休業を余儀なくされました。
1989年、冷戦が終わりを告げ東西のドイツが再び統合されると、グラスヒュッテの時計メーカーは次々と再興を果たし、1992年に旧西ドイツのデザイナー、R・シュベルトナー氏によって現在のノモス社が再興されました。
現在のノモス社になってからは22年と新興メーカーのイメージが強いノモスですが、ETA社のムーブメントをパーツ単位で仕入れ、研磨をしたり、自社パーツを加えたりしてノモス仕様に組み上げた高品質なムーブメントを搭載し、なおかつ他の機械式時計と比べるとコストパフォーマンスにも優れた、見た目も中身もまじめな印象の時計メーカーです。
【タンゴマット】
2006年に発表された、ノモス初の自動巻きモデル。ノモスのフラッグシップモデルとも言うべき手巻きモデル、タンジェントのミニマルなデザインはそのままで、自社製の自動巻きムーブメント『NONOSε』を搭載したモデルです。
【テトラ】
ノモス唯一の角型モデル。27,5mmの小ぶりなサイズで、女性でも違和感無くお使いいただけます。手巻きムーブメント『NOMOSα』搭載。
【オリオン】
バーインデックスで、よりシンプルな印象のモデル。フラットな面の印象の強いノモスですが、こちらのモデルは風防、裏蓋ともに優しい丸みがあります。こちらも手巻きムーブメント『NOMOSα』搭載。
新しい時計の購入をご検討中のお客様、ノモスも候補に入れてみはいかがでしょうか。