店舗スタッフの瀬下です。
今日のウブロを語る上で、”融合(フュージョン)”という言葉は欠かせないものと
なっています。
現在では名だたるウォッチメーカーと肩を並べるまでの大躍進を遂げたブランドですが、
その始まりはやや静かなもので、今ほどの華やかさはありませんでした。
フランス語で「舷窓」(船の側面の採光用の小窓)の意味を持つウブロは、
カルロ・クロッコ氏により創業。
ドレスウォッチでありながら、舷窓をモチーフとしたデザインを取り入れ、
ゴールドとラバーなど、当時としては異色の素材を組み合わせることで、
それまでの時計における常識を覆したのです。
そして、2004年にはジャン‐クロード・ビバー氏がCEOに就任し、2005年には
現在のウブロを代表する「ビッグ・バン」が登場するのです。
ちなみに、このビッグ・バンにも”融合”というアイデンティティーが込められて
いるのはご存知でしたでしょうか。
もちろん旧来の異素材を組み合わせるという”融合”
そして、それまでのケース製法において主流だった鍛造から切削による
ケース製法にシフトする事でケースの部品を細分化し、ひとつのケースに
様々な素材を”融合”させる事に成功したのです。
またこの事によりケース自体に立体感を与え、HUBLOT独自のデザインを
構築する事が出来たのです。
そして、2010年にはついに自社製クロノグラフムーブメントである
”ウニコ”を搭載した「キングパワー ウニコ」を発表。
さらには、2013年にはHUBLOTのフラッグシップモデルである「ビッグ・バン」に
自社製ムーブメント”ウニコ”が搭載された「ビッグ・バン ウニコ」が発表され、
新たな”融合”の一歩を踏み出したのです。
そして、今回ご紹介するモデルはさらなる融合への挑戦が垣間見える一本。
『ウブロ ビッグバン ウニコ マジック ゴールド 411.CM.1138.RX』
このモデルは2015年にリリースされ、チタン製ネジで固定されたベゼルに、
ウブロ独自の新合金”マジックゴールド”素材を採用。
このマジックゴールドはセラミックスと金を独自の製法により融合させる事で、
独特の風合いを感じさせると共に18Kゴールドながら1000Hvという非常に高い
表面硬度を実現する事に成功したのです。
今までの異素材を組み合わせる事から素材自体を”融合”させるという進化を
垣間見る事が出来る。
もちろんムーブメントには、ウニコ自動巻きクロノグラフムーブメントである
「Cal.HUB1242」を搭載。
コラムホイール式クロノグラフ、フライバック、72時間パワーリザーブなどの
機能を備え、前後シースルーからムーブメントの駆動を視認できるこだわりよう。
さらに注目する点として、「ビッグ・バン ウニコ」各モデルに共通する便利な
ストラップクイック交換システム(ストラップの付け根にあるプッシュボタンを
押す事により容易にストラップ交換が出来る機能)が挙げられる。
これらデザイン性と実用性が”融合”した一本となり、他にはない魅力を
感じて頂けるのではないでしょうか。
露出の増えるこの夏に、皆様もウブロ独自の”融合”を腕に着けてみては
いかがでしょうか。
当店ではその他多くのモデルをご用意しております。
↓GMTのHUBLOTストック一覧はこちら↓
https://www.gmt-j.com/search?maker=294
モデル選びに迷っている方はこちらも参考にして頂ければと思います。
『ウブロ特集ページ HUBLOT 革新と情熱の時計』
⇒ https://www.gmt-j.com/html/hublot/index