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暖かい日も増えてきていよいよ春が近づいていると感じますが、時計屋としてそのころになると気になるのが、各ブランドの新作発表です。
ご存じの通り、昨今の情勢を踏まえて2021年もバーゼル、ジュネーブともに現地での開催は見送られ、各ブランドはWEBにて発表することになりました。
とはいえ、ここ数年は現地でのお披露目と併せて、WEBでの新作発表も同時に行うということを、各ブランド取り組んでいた為、現地から遠く離れたここ日本でも、同じタイミングで情報を得る事ができるようになりました。
まだオフィシャルのHPでさえちゃんとなかったような2000年代。
現地に行かないと情報が入らなかった時代を知っている者としてはうれしい限りです。
さて、ロレックスも4月に新作が発表されると噂されていますが、そうなると何が発表されるのかの予想をすることでこの時期は盛り上がります。
今年は本命とされているのが「エクスプローラーII」で、モデルチェンジの内容として先ずは搭載ムーブメントが「32系」になることは間違いないとして、気になるのがベゼルがどうなるかです。
現行の「216570」まで歴代のモデルはステンレスのベゼルにインデックスが彫り込まれていますが、このベゼルがデイトナ同様セラクロム化されるとなると、イメージが大きく変わるのでここはとても気になります。
見た目が大きく変わる場合、ディスコンとなるモデルは「ヴィンテージ」へ1歩近付きます。
ロレックスのスポーツ系のモデルの場合、モデルチェンジの際は機能性の向上が絶対なので、外観であっても旧モデルは前世代のスペックという事になります。
例えばデイトナでもベゼルが先代のステンレスと現行のセラクロムでは後者がより現代的に見えてしまいます。
ここ数年のロレックスのスポーツモデルのモデルチェンジを見てみますと、見た目はほとんど変わらず、搭載ムーブメントの変更がメインでした。
2018年のディープシー、2019年のヨットマスターは見た目がほとんど変わりませんでした。
そして昨年発表されたサブマリーナーもその傾向でした。
発表された後GMTでも検証してみましたが、外観上はほとんど変わりなく、モデルチェンジというより微調整という感じでした。
詳細はこちらから
【待望のニューモデル入荷!! ROLEX 126613LN】
ケースサイズは表記上40ミリから41ミリにサイズ変更されていますが、実際には大きくなったのは1ミリ以下と、ほとんど変わりはありません。
サブマリーナ「126610LN」(左)と「116610LN」
実際並べてみても、ポイントを知っていないと見分けはつきません。
このことが物語るのは、2020年にディスコンとなった先代モデル「116610」のデザインがいかに完成されていたかという事で、次世代モデル「126610」が今後10年作られると仮説した場合、2030年になっても2010年に発表された「116610」が全く古さを感じさせないスタイルを持っているという事になります。
そもそもダイバーズウォッチのアイコンともいえるルックスのサブマリーナはデザイン的に大きな変化はありませんが「116610LN」の先代「16610」はアルミベゼルからセラクロムになったという転換期でしたが今回は違い、現時点ではこのデザインが答えという事なのでしょう。
この様に近年のロレックスのモデルチェンジに伴うデザインの変更点はそのまま、先代モデルの基本デザインを変えずに採用するパターンと、ステンレスベゼルがセラクロム化するという2パターンの様です。
本当に「エクスプローラーII」がモデルチェンジになるのか?
それとも他のモデルか?
日本最大のロレックス在庫を持つGMTとしても4月が待ち遠しいです。
ディスコンになるか「エクスプローラーII 216570」の在庫はこちら
次世代機登場後も大人気「サブマリーナデイト 116610LN」の在庫はこちら