クォーツ時計のムーブメント

2013年03月24日

こんにちは。ECの黒澤です。

先日までの寒さが嘘のように暖かくなったので、そろそろ春だろうかと思っていたら、通勤途中にある桜の木が八部咲きでした。今週末には満開になるとのこと。桜の花を見るたびに、季節の移り変わり、一年という時間の早さを実感します。

少し昔の事になりますが、まだ私がGMTに入社したばかりの頃、友人に腕時計について勉強したいという話をしたことがありました。

するとその友人が、「機械式じゃないけれど…」とプレゼントしてくれた物があります。
それがこれ。

クォーツ時計のムーブメントでした。

友人は国内の某時計メーカーの技術士なのですが、これはその昔、彼女が外販用に設計したムーブメントなのだそうです。

※写真上は時計について何も知らなかった私の為に、リューズを動かした時の中の歯車の動きが見えるように一部分解しておいてくれたそう。

このムーブメント、画像だと分かりにくいのですが、本当に小さいんです!
1円玉より少し小さい位のサイズで直径約1.5cm、厚さも電池含めて約3mm程度しかありません。

このシンプルなムーブメントの中に、パーツが約50個、電波式でクロノグラフが付いていると、余裕で200個を超えるそうです。(機械式の時計はそれ以上…)

その数十、数百個のパーツ、ネジ、歯車一つ一つを誰かがデザイン、設計し、組み立てて…一つの時計になっている。
この小さな機械の中に、色んな人達のアイデアや技術が歴史詰まっているんだと考えたら、とても感慨深く、より腕時計に興味を持つ切っ掛けとなりました。

機械式時計の持つ繊細さ高級感と同様に、クォーツ式時計の安定感、力強さは私を惹きつけて止みません。

それまで時計の中身を見たことも触ったことも無かった私にとって、彼女から貰ったこの小さな機械は、腕時計というものをより身近に感じさせてくれる宝物です。

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