数多くの名作を生み出した天才時計デザイナーであるジェラルド・ジェンタ氏。
皆様はどのモデルを思い浮かべますでしょうか。
パテック・フィリップのノーチラス、オーデマピゲのロイヤルオークなど一般的とは言い難いデザインながら発表当時から大きなデザイン変更がなく現在でもフラッグシップモデルとして廃れるどころかますます人気が高まるモデルが多く存在します。
しかしながら、高い人気を博しながら現行モデルでは存在していないモデルもあります。
オメガ コンステレーション Cライン 168.019
https://www.gmt-j.com/item/3717009447367
ジェラルド・ジェンタ初期の代表作の一つと言われている「Cライン」はケースとラグが一体型になったオーバル型ケースが特徴です。
ケースはCラインの名の通り若干カーブした形状となり、分厚いムーブメントでもすっきりとした印象を持たせます。
「Cライン」は前期型と後期型とありますが、こちらのモデルはドーム風防にダイアル6時位置にコンステレーションのロゴの星マークが配された前期モデルとなります。
ドーム風防の方がヴィンテージらしい雰囲気を持ち、なんともいえない愛嬌を持つような気がします。
また、ベゼルはスムースベゼルとフルーテッドベゼルが存在しますが、よりシンプルなスムースベゼルです。
発売当時から高い人気があったため、現在でも流通量の多いCラインですが、ケースやせやブレスの伸びがほとんどなく、針やダイアルに腐食があまり見受けられないここまでのミントコンディションはなかなか出会うことがありません。
日常使いに適したモデルのため、コンデションが良いというのは今後使用に当たり、とても重要な要素になるのではないでしょうか。
現行モデルには存在しない「Cライン」ですが、オメガの中でも新しいコレクションの「グローブマスター」にはCラインデザインが踏襲されているように思います。
オメガ コンステレーション グローブマスター シルバー 130.30.39.21.02.001
https://www.gmt-j.com/item/3717009686469
ジェラルド・ジェンタ最初のヒット作といわれる「Cライン」。
モデルとしては受け継がれていませんが、現代にも通じる素晴らしいモデルです。