パテックフィリップ『ワールドタイム』

2017年12月17日

こんにちは、山口です。

パネライ好きという事もあってずっとパネライでしたので、
今回はパテックフィリップのワールドタイムをご紹介したいと思います。

『5230G-001』
画像①

パテック・フィリップのワールドタイムといえば、今年2017年発表された「5930」が注目されています。
ワールドタイム機構にフライバッククロノグラフ機構が搭載されて、
どれだけ複雑になるんだろうと驚かされたモデルです。
私みたいな庶民は「メンテナンス料金が高いのではないか」と気になるところではありますが・・・。

2016年に「5230」系がリリースされてすぐの発表だったので、その余波を受けて「5230」も同時に注目を浴びたのではないでしょうか。
ここで整理してみますと、今尚人気の高いケース径37mmの「5110」系が2000年~2006年、プラチナ、ホワイトゴールド、イエローゴールド、
ローズゴールドと素材も揃ってコレクションされていました。

その後の「5130」系が約39.5mmケース径のワールドタイム。
サイズがアップされ、2006年に発表されたモデルです。

ちなみにブレスモデルがGMTでは販売中です。
『5130/1G-010』
画像②

画像③

ご存知の方も多いかと思いますが、ダイヤル中央の彫りが
「ギョーシェ(5110系)」⇒「サンビーム(5130系)」から「5230」では扇方の「波状」に彫られています。
また、針も同じく変化していきます。

『 5110 』
画像④

『 5130 』
画像⑤

『 5230 』
画像⑥

いずれもムーブメントキャリバーは「Cal.240 HU」を搭載。
スペックは変わらないものの、ケース径が37mm(「5110」)、39.5mm(「5130」)、38.5mm(「5230」)と大きくなったり小さくなったりしています。

ジュネーブの時計師ルイ・コティエ氏により製作が始まったワールドタイムは
Ref.1415やRef.2523からのデザイン・機構を現行モデルも受け継いでいるコレクションでもあるので、
パテックフィリップを楽しむには1本は所有していたいモデルではないでしょうか。

とりわけ「5230」は前型の「5130」と比べて、エッジが鋭角になりシャープな印象に変わっています。

『5130』
画像⑦
『5230』
画像⑧

リューズガードもなくなり、ラグもケースから独立させたような形状になっています。
このデザインにより時計本体に立体感が生まれ、ケースサイズが小さくなってもインパクトが損なわれておりません。

むしろ38.5mmとサイズダウンしながらもインパクトを持つ、まさに進化した1本だと思います。
是非「ワールドタイム・コレクション」をチェックしてみてください。

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