当ブログをご覧の皆様こんにちは。
店舗スタッフの井上です。
もう間もなく平成から令和へと改元されます。
私は昭和生まれですので、３つ目の元号となることに感慨深いものがあります。
当社では約30年間続いた平成の時代に感謝しつつ、新しい令和の時代を迎える「さよなら平成、よろしく令和」と、題したSALEを開催しております。
今回ご紹介する時計はSALE対象商品の中から、改元の歴史的な瞬間を共に過ごすに相応しい1本だと思います。
超名門ブランド「パテックフィリップ」のグランドコンプリケーション パーペチュアルカレンダーです。
『パテックフィリップ グランドコンプリケーション パーペチュアルカレンダー 5059R-001』
機械式時計には様々な複雑機構がありますが、その中でも実用的かつロマンティックな機構であるパーペチュアルカレンダー搭載モデル。パーペチュアルカレンダーとは永久カレンダーとも呼ばれます。
月ごとの日付の早送りが不要で、2月のみ手動による調整を行うアニュアルカレンダーに対し、パーペチュアルカレンダーは4年毎の閏年の調整までも不要なメカニズムが組み込まれ、日付のみならず月や曜日までをも連動させる正に永久カレンダーとなります。
今回、ご紹介する「5059」はレトログラード式日付表示、3時位置に月、9時位置に曜日、12時位置に閏年表示、そして6時位置にムーンフェイズを表示。
レトログラード式日付表示により、毎月月末に日付表示の針が1日にジャンプする機構で見応え十分。
また月と曜日を針で示すカレンダーとは異なり、それぞれ書かれたディスクが中で回転し、窓から表示されるため非常に判別しやすく文字盤の構成をシンプルにしています。
搭載ムーヴメントは「Cal.315S-QR」で西暦2100年2月まで手動による調整不要、かつ自動巻き。
ウォッチワインダーを使用すれば着用していなくても時計が止まらず、カレンダーの調整も不要でとても実用的です。
またセンターセコンドの秒針を備えており、他の永久カレンダームーヴメントとは異なり、トルクも太いと想像できますのでパテックフィリップの技術力の高さを感じます。
秒針を備えていることで、1秒1秒が分に変わり、時に変わり、日に変わり月となり年となることを感じ、永久カレンダーの魅力を引き立てていると思います。
またオフィサーケースを採用し、ジュネーブシール取得の美しく仕上げられたムーヴメントを堪能できます。
「5059」は既に生産を終了し、現行の「5159」にバトンタッチしております。
現行モデル「5159」はケースサイズ36mmから38mmへとサイズアップしました。
またローマンインデックスが大きくなり、文字盤のバランスは「5059」が上手な気がいたします。
また短針がスペード針となり、日付表示の針の先端が赤くなったことでやや装飾が強い印象を受けます。
秒針を備えたパーペチュアルカレンダーで、1／5秒毎に刻まれたレールウェイ目盛りがあるため、「5059」のようにシンプルなスペード針で文字盤のギョウシェ装飾などがない方がスッキリしていて個人的には好みです。
閏年、月と曜日の窓枠も付け足すのではなく、文字盤を掘って枠に見たてています。
またディスクも文字盤ギリギリにセッティングされ、余計な隙間がありません。
レールウェイ目盛りやローマ数字、アラビア数字のインクの盛りも美しく、それぞれの針が絶妙な長さと太さです。
艶やかな18Kローズゴールド素材が丸みを帯びた贅沢なケース形状と相まって抜群の雰囲気を醸します。
本個体は2018年5月にパテックフィリップ本社にてコンプリートサービスを受けており安心してご使用いただけます。
また現行モデル「5159」が定価1100万円以上ですから本個体はとてもお買い得だと思います。
平成から令和へ、新しい時代を最高峰のパーペチュアルカレンダーで迎えてみてはいかがでしょうか。
ぜひ店頭でご覧くださいませ。
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written by GMT
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