ピンクゴールドに誘惑されます

2011年04月08日

こんにちは井原です。最近、暖かくなってきましたね。桜は8分咲き、ちょうど見頃だそうです。近所の川原は桜の名所で両脇に咲く桜の木々が美しく春を彩ります。淡いピンク色に色付いた桜の花びらが春の景色を見事に演出していますね。さぁいよいよ春です。

さて今回は桜の色に因んでピンクゴールドモデルを集めてみました。「ゴールド素材はやっぱりピンクゴールド」と個人的な主張も交えつつ紹介させていただきます。

ジャガールクルトが2007年に発表した「デュオメトル」シリーズからクロノグラフが入荷。時計とクロノグラフ各々独立したゼンマイを持ち、リューズを上下に巻き上げる事によってそれぞれのゼンマイを巻き上げるユニークな構造です。
クロノグラフはワンプッシュ式クロノを採用しており、この時計最大の特徴でもあるフドロワイヤント針が6分の1秒まで時間を計測します。

まさに機械式時計の技術力の進化を物語ります。

機能も素晴らしいのですが、最も見ていただきたいのはムーヴメント

一つ一つの歯車が見事に磨き上げられパーツパーツのネジ一つに至るまで見事な仕上げを施しています。ここまでくると「芸術作品」と言わざるを得ないのではないでしょうか?

世界屈指の技術力を誇る名門ジャガールクルトがいよいよ本気を出してきたスペシャルモデル。これだけ見事な時計がアンダー300万円。内容を考えると安くないですか?

そして今回のテーマでもあるピンクゴールドのケースは

見事にシェイプされています。腕に乗せたときに心地よい重さを感じられるボリューム感もあり、ムーヴメントだけではなくケースも見事な出来栄えです。

生産本数は極端に少ないため気になる方は早めのお問合せをおススメします。

そしてお次は

今では「高級時計は?」と聞かれたら必ずと言っていいほど名前が挙がるA.ランゲ&ゾーネ。名前以上にその見事な時計造りは世界中にファンを魅了するブランドの1つです。
こちらは同ブランドの代表作「ランゲ1」をケースサイズ3mmアップさせた「グランドランゲ」。
ランゲ1の特徴でもあるアシンメトリーなダイヤルデザインにビッグカレンダー。絶妙に配置されたインデックスなど考え抜かれた見事な作品です。

そしてこちらも見て頂きたいのがムーヴメント

見事な彫刻を施したムーヴメントは熟練された職人による全て手作業で造られています。外装の造形美も含めムーヴメントの美しさも同ブランドがファンを魅了し続ける魅力の1つではないでしょうか?

そしてランゲの特徴は決してステンレスなどの材質を使わない、つまり金かプラチナしか造らないといった拘りもあります。

ケースの形、重さ、全てが黄金比率とも言える絶妙なサイズ。そしてインデックス、ダイヤルの繊細で見事な美しさ。ついつい見とれてしまう不思議な魔力のようなものを感じます。

世界でも3大ブランドといわれるランゲは時計の域を超えた芸術作品を集合させたブランドかもしれません。まさに時計界のモナリザのような魅力を感じます。

さて今回は超高級時計からセレクトしましたが「物がいいのは分るけど、そうとは言っても値段が・・・。」
わかります。私もピンクゴールドは好きです。が、値段という部分は一番大きな問題。金素材だけどリーズナブルで良質な時計が欲しいという所が本音です。

今回、一番紹介したかったのはこちらです。

レーダーも管制塔も無い時代。回転計算尺を備えたクロノグラフをイギリス空軍に納品していた経歴を持つ時計メーカー。現在ではクロノグラフをはじめ各分野でプロスペックとも言える時計を開発するブライトリング。

そんなブライトリングですが、金素材を使ったモデルはあまり造っておらず本当にプロフェッショナルに向けた時計が多い、「時々コンビモデルは見るけど・・・。」
数少ない金無垢モデルも存在します。このモンブリランもその1つです。

ナビタイマーの特徴を網羅し、ケースサイズは38mmという最も使いやすいと言われるサイズ。インデックスと時分秒の針はケースより1トーン赤みを帯びたローズゴールド。クロノ針は全てブルースチールを採用。絶妙のコンビネーションです。ブランドロゴは筆記で描かれた旧ロゴを採用。ヴィンテージ感を演出しておりダイヤルは上品なシルバーホワイトなので視認性も良く大人の時計です。

いや、今回はあえて「紳士の時計」とでも言いましょうか。

「ピンクゴールドが持つ優雅さを最大限に活かすとこうなる」というのを見事に表現。ブライトリングが長年時計を造り続けてきた経験を存分に発揮した紳士に送る上級の時計となっています。

風が心地良いこれからの季節、この時計を腕にはめて少し古いオープンカーやバイクに乗って桜の木の下を走り抜けたくなる、そんな気持ちにさせてくれる時計です。

いつか私もこの時計が似合う紳士になれればと秘かに願っています。

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