ル・コルビュジェ | 時計専門店GMTのブログ

2024年12月
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先日、BASEL WORLD 2018を訪問する為にスイスへ行った際、ジュネーブ市内を訪れる機会がありまして、歩いて行ける距離に、ル・コルビュジエの建築作品である「イムーブル・クラルテ（以下、クラルテ）」があることに気が付きましたので近くまで行ってみました。
「クラルテ」は、1930年から1932年にジュネーヴに建設された建物で、ル・コルビュジエが最初に手がけた集合住宅（アパート）といわれ、現在は世界遺産に登録されています。
　歴史的な建造物が多いジュネーブ市内では古さや存在感では、他にもっと印象に残る建物が多く存在しますので、それらと対比すると「クラルテ」は、一見した感じではありふれたコンクリ―ト建築のマンションに見えますが、その造られた年代を考慮すると『1930年初頭でこのモダンな感じ、凄いな』と感じます。しかも、現在も一般住宅として実際に住居として使用されている点にも驚かされます。
比較対象として、東京の同潤会アパートのが関東大震災後の復興で建設されたのが1924年～1933年という事なので、それらと比較しても、そのモダンさや保存状態にも驚愕します。
ル・コルビュジエの有名な言葉「住宅は住むための機械である」の通りに、外観から見ても、太陽光を取り入れる為の開放的な窓と、遮る為のブラインドなど随所に機能的な箇所が見て判りました。屋上は空中庭園になっているそうです。
　残念ながら、中には入れませんでしたが近影を撮ってきましたのでご覧ください。

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日本にも１カ所だけル・コルビュジエの建築作品があります。
上野恩賜公園にある「国立西洋美術館」です。2016年にル・コルビュジエが作った作品群が世界各国を跨いで世界遺産登録された際に、こちらも世界遺産登録されました。

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モダンなコンクリート建築と、ピロティ(フランス語で「杭」の意味)という１階部分に壁がなく柱だけで建物を支えている構造など、ル・コルビュジエ特有の建築技法の特徴が伺えます。
ル・コルビュジエですが、生家がスイス、ラ・ショー=ド=フォンで、父親の職業が時計の文字盤職人であった為、家業を継ぐために時計職人を養成する地元の装飾美術学校で彫刻と彫金を学んだ時期があったそうです。スイスと腕時計に縁のある人物でした。

そんな訳で本日ご紹介したいのはこちらの商品です。
GIRARD PERREGAUX ジラール・ペルゴヴィンテージ1945 ル・コルビュジェ世界50本限定　25880-11-1536BB6A

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文字盤にル・コルビュジエの建築作品を象徴する素材であるコンクリートを採用しています。コンクリートを文字盤に用いるには手作業による丁寧な仕上げ作業が必要で、鋳造、乾燥、仕上げ一連の作業を行い文字盤を作成する為に、なんと３日間を要するそうです。このコンクリートダイヤルが建築家ル・コルビュジェをイメージさせると共に他にはない独特の素材感を醸し出しています。

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