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今回はこちらの時計を紹介します。
VACHERON CONSTANTIN ヴァシュロン・コンスタンタン ヒストリカル クロノグラフ 47111/000J(47101/4)
「47111」は、1940年代~1960年代半ばまで製造されていたヴァシュロンコンスタンタンの傑作手巻きクロノグラフ「4178」を現代的に復刻したモデルです。
このモデルは、1991年に「47101」として誕生し、2000年代に改良版の「47111」になったとされていますが、この個体は時計本体に『47101/4』、保証書や修理明細に『47111/000J』と記載されており、実際のところは不明です。
(シリアルナンバーの確認はできていますのでご安心ください。)
20年間ほど製造され傑作と名高い「4178」ですが、生産数は1000本に満たないとされており、生産終了から半世紀以上経過経ってしまった現在では、市場でもまず見かけることのないモデルです。
「4178」を復刻した「47111」の生産数も、1000~2000本程度とされており、「4178」ほどではないにしろ、見かける機会の少ない希少なモデルとなっています。
希少性に加え「47111」は時計それ自体の評価も非常に高く、傑作「4178」に恥じないモデルにしようというヴァシュロンコンスタンタンの意気込みが感じられる1本です。
特に、搭載されている「Cal.1140」のベースとなったレマニア「Cal.2310」は、1942年頃に誕生した傑作オールドムーブメントであり、パテックフィリップの手巻きクロノグラフ「Cal.CH27-70」や、スピードマスター「Cal.321」のベースムーブメントとしても有名です。
ヴァシュロンコンスタンタンでは、現在でも「Cal.1142」として「コルヌ・ドゥ・ヴァッシュ」に搭載されており、高い評価を獲得しています。
このように「47111」は、復刻モデルという枠に留まらない魅力が詰まった傑作です。
世界最古の時計ブランド「ヴァシュロンコンスタンタン」の歴史を物語るこの1本を是非ご検討くださいませ。