旧車銘館「タイムトンネル」

2011年05月27日

こんにちは井原です。関西地方では梅雨入りしましたが、関東も梅雨入り間近です。
ということで、雨の日にできないことを今の内にしておこうと思い先日のお休み、愛車のオイル交換をするため購入店でありアフターサービスでお世話になっている「タイムトンネル」に行ってきました。

タイムトンネル

バイク乗りに限らず、乗りモノ好きのほとんどが一度は聞いた事がある名店中の名店。
私も二輪に興味を持ち始めた頃から「いつか行ってみたい。」と思っていた憧れのお店であり、バイク乗りの聖地とも言える老舗です。
人気のある絶版車から珍しい車両、外車などを世界中から揃えるタイムトンネル。車両の内容以上に信頼の高い整備にも定評があります。そして今ある旧車専門店にはタイムトンネル出身という方も多いそうです。

場所は環八「世田谷市場」のすぐ近く。お店の近くには日本一、いや世界一のハーレーカスタムショップ「サンダンス」もあるバイク乗りをはじめ多くの乗りモノ好きが通う場所でもあります。(サンダンスに関してはいつかブログで紹介したいと思います。)

タイムトンネルの店内に入ると早速・・・

タイムトンネル
HONDA CB750K

「世界のHONDA」と呼ばせた銘車。「ナナハン」の愛称でも親しまれたCB750ですが、フルオリジナルの状態でここまで綺麗な車両はなかなかお目にかかれない貴重な一台。このバイクが生まれなければ日本の二輪は今のように世界中で販売される事は無かったかもしれません。まさに歴史的産物と言えるバイクです。

そして向かい側には・・・

タイムトンネル
KAWASAKI Z900SuperFour

こちらも銘車「KAWASAKI Z1」です。CB750永遠のライバルと称されるプレミアモデル。Z1といえば「火の玉カラー」が有名ですが、後年モデルの「タイガーカラー」も人気です。主にヨーロッパ向けに生産されていたので少し上品な印象を受けます。

このような歴史的バイクが多く揃うタイムトンネルですが、他にもまだまだ揃っています。

店舗兼作業場の2号館(すぐ隣)は

タイムトンネル

中型免許で乗れる銘車も揃っています。いや~やっぱり排気量に関わらず絶版車はいいですね~。

タイムトンネル

国産車だけでなく海外メーカーの絶版車も揃います。(手前からヴェロセット、BSA、トライアンフ、ジレラ)
見るだけでも楽しませてくれます。

そして今回の目的であるオイル交換の風景

タイムトンネル

全ての乗りモノにはエンジンオイルが使われていますが、だいたい3000kmほど走るとご覧の様にエンジンオイルがコールタールのような真っ黒い液体になってしまいます。(新品オイルは紅茶くらい透き通った茶色です。)
オイルの役割はエンジンの熱を抑え、ダメージを受けさせない為にとても重要な役割を果たします。オイルの状態でバイクの状態が左右されるほどオイルコンディションは重要で、マメにチェックが必要です。

エンジンには2タイプあり、空冷エンジンと水冷エンジンがあります。最近の車両は車も含め水冷エンジンですが、私の愛車をはじめ旧車はほとんど空冷エンジン。オイルと風でエンジンの熱を抑える為、劣化が激しいオイルをチェック&交換をします。

カスタムするより重要なポイントです。

時計でもオイル(材質が違う)が使われていますが、その役割はムーヴメントを潤滑に動かすといったものです。バイクと違って頻繁に交換が必要ではないですが、定期的な分解洗浄(オーバーホール)が必要です。
シンプルな3針タイプで4~5年、クロノグラフなど複雑機構で3~5年に一度、定期的な分解洗浄を行う事によってパーツの磨耗を防ぎ、大事な修理にならないようにすることができます。
しかし、その内容もイマイチわからないという方も多いのではないでしょうか?もちろん中古品の購入をするとき「オーバーホールって何?」という方も多いです。

お気付きの方もいらっしゃると思いますが、当店のホームページに新たに追加した「ユーズドの魅力」からオーバーホールの詳しい内容、作業風景を掲載した

メンテナンスの流れ

を掲載しました。今まで修理に関して疑問に思っていたことを少しでも解決できるように詳しく、わかりやすく掲載しています。

自分の愛用する時計がオーバーホールをすることによって、綺麗になり万全の状態になるまで手元に無い寂しさを乗り越え、より深い愛情を持って接していただければと思います。

いかがでしたか?タイムトンネルのような旧車専門店をはじめ、関東には魅力的なお店が数多く存在します。地方出身の私には目に映るもの全てが素晴らしいものばかり。GMTもいつか「名店」と呼ばれる日が訪れるように頑張りたいと思います。

最後にバイクの世界も時計と同じく奥深いものですが、本当に存在するのか疑問に思うものもあります。写真でしか見たことが無かった伝説のバイクが展示してあったので写真を撮りました。(ブレ過ぎて申し訳ございません。)

VINCENT
イギリスが誇る伝説の二輪「VINCENT」
金額¥11,000,000也

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