次元モデル再入荷!

2020年06月12日

いつも当ブログをいつもご覧いただきありがとうございます。

本日は前回入荷して掲載したとたん即、商談成立の激レア、コレクターズアイテムが奇跡の再入荷をしましたのでご紹介させて頂きたいと思います。

ZENITH ゼニス エル・プリメロ A384 Lupin The Third Edition 次元大介モデル 03.L384.400/27.C815【日本限定50本】

この時計は1972年に放送されたアニメ国民的アニメ「ルパン三世」の記念すべき第一話
「ルパンは燃えているか….!?」でルパンの相棒、次元大介が作中で着けていたゼニスの時計を忠実に復刻したモデルです。

「ルパン三世」がアニメ化され、その後も現在まで制作される事となるシリーズの原点の「PART1」シリーズですが、
当時のアニメでは異例のターゲットは「大人」という事で、
制作にあたり決められたルールはクルマや小道具は実在する物、
不二子の衣装は最新のモードを反映させた服を着せる事でした。

実在する小道具の代表がこの「PART1」エンディングテーマのフレーズでも有名なルパンの拳銃「ワルサーP38」です。
次元の「コンバットマグナム」とともに、
拳銃社会ではない日本でもこの銃のモデル名が知名度があるのも
こういいった当時のアニメに関わったクリエイターのこだわりによるものです。

原作はモンキーパンチ氏の漫画ですが、原作ではルパン達の拳銃等の名称には言及がなく
アニメ化にあたり追加された設定のようです。

話を第一話「ルパンは燃えているか….!?」に戻しますが、この回でも登場するクルマも実車のオンパレードです。

舞台はサーキットなのですが、まずルパンが乗るフェラーリも312Bという当時のF1マシンの様で
その他にも「フォード・ティレル」や「ロータス72」といったそのままの固有名詞で登場しています。

そして肝心の時計ですが、敵であるスコーピオン主催のこのレースに罠と知りつつ
出場しているルパンがレース中に次元のマシンと入れ替わり
敵のアジトへ潜入するという場面で、ルパンと次元がタイミングを合わせる時に登場します。

大写しになるそのクロノグラフの時計のダイヤルには「ENIT CHRONOGRAPH AUTOMATIC El ???」と書かれていて
「ENIT」の前と後ろに薄く「Z」と「H」の文字が見え、よく見ると「ZENITH」そのまんまで、
タキメーターもしっかり書き込まれており、カラーリングはアレンジが加えられていますが
モデルとなった1969年発売のエルプリメロの1stモデル「A384」そのものです。

そして昨年エルプリメロ50周年を記念して発表され、当時の37mmサイズを再現して復刻することとなった
「A384リバイバル」のスペシャルバージョンとして日本のみでわずか50本のみ生産されたのが、
この次元が劇中着用した時計のカラーリングを再現したこのモデルになります。

なお劇中ではブレスレット仕様ですが、この復刻ではレザーストラップ仕様になります。ラダーブレスレットも復刻されているので付け替えればさらに次元度は高まります。

余談ですが、コスプレしてほしかった…

バックスケルトンの裏蓋には次元が描かれています。

さて、前述したようにルパンと次元がタイミングを合わせる場面で登場する時計ですが
もう一方のルパンの時計は何なのかも気になります。

時計屋としてはわからないとダメだろうと思って一時停止してよく見てみましたが
ダイヤルブランドロゴ位置に「EMA」6時位置に小文字で「y」と書かれた
なんとも70年代チックなデザインのこの時計は…
全然わかりませんでした…

調べてみると「YEMA」というフランス発祥のブランドの「Meangraph Super」というモデルのようで
やはりこの時計も実在する時計を忠実に作画されていました。

私自身、小さい頃見たこの「PART1」のルパンはなんとも不気味で赤ジャケットの「PART2」派だったのですが、今回改めて見てみると山下毅雄の音楽も「PART2」の大野雄二とまた違った渋さがあり、とても面白かったです。

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