漆黒のミリタリーウォッチ

2016年07月13日

こんにちは、GMT ECスタッフの柴野です。

本日は、文字盤のインデックス以外が真っ黒なパネライをご紹介します。

全身ブラックなモノトーンのコーディネートに合わせたり、カジュアルな服装に
時計だけ黒でハズしてシリアスでハードな感じを演出するのはいかがでしょうか。

『PANERAI ラジオミール ブラックシール チェラミカ PAM00292』

最近では多くの時計ブランドで黒色で統一されたオールブラックな時計が
多数存在しますが、よくあるのがステンレススチール素材の上から黒色で
PVD(物質を真空中で蒸着させる特殊技術)コーティング加工が施された
オールブラックモデル。

でもこのモデルは黒色の粉から形成されたセラミック素材のオールブラック。

酸化ジルコニウム素材が用いられ、ステンレススチールの約5倍の非常に
高い硬度、様々な温度に対する耐久性、耐腐食性といった、セラミック
素材の特徴がさらに強化された最先端のハイテク素材で、パネライでは
この素材用いたモデルを「チェラミカ」と表現しています。

※「チェラミカ」とはイタリア語で、英語の「セラミック」と同意語

サンドブラスト加工により、ツヤを抑えた落ち着いた雰囲気のマットな
表面に仕上げられています。

ブラックケースから漂うハードでミリタリーなテイストは、元々
イタリア海軍に採用されていたパネライの歴史が関連しています。

1938年、イタリア海軍の潜水隊特殊工作員が苛酷な条件下での使用に
耐えられるように製作された、パネライ初のダイバーズウォッチとなる
「ラジオミール」試作品と同じデザインを受け継ぎ、革新的な素材を
使用して現代に甦らせているからです。

ねじ込み式リューズと裏ブタによって優れた防水性を確保したケース
構造と、硫化亜鉛、蛍光塗料ラジオミールを使用することで、過酷な
条件下でも高い視認性を確保します。

2007年登場時の初期生産モデルには6時位置には、パネライの歴史を
表すディテールでは頻繁に登場する、イタリア海軍が第二次大戦中に
使用していた「ブラックシール」と呼ばれるSLC(低速魚雷艇)が
デザインされていました。↓

現在のモデルには6時位置のSLCモチーフは無く、スッキリとしていますが
12時位置にはモデル名「BLACK SEAL」がしっかり表記されています。

イタリア海軍ガンマ部隊の勇敢な功績を讃えるもので、「ブラックシール」
という名前をモデル名に付けるあたり、パネライがこのモデルに対して
思い入れの深さを感じられます。

クラシカルなテイストを持ったクッション型のラジオミールケース、
ワイヤーループ状のラグや円錐型のリューズ、尾錠パーツやレザー
ストラップまで黒で統一された精悍なモデルです。

泥臭さを感じさせない、クールなミリタリーテイストを誇る1本。

一味違うパネライをお探しの方にオススメします!

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