皆様こんにちは。店舗スタッフの早川です。
本日ご紹介しますお時計は、ブレゲからこちらのモデル【トラディション7097】です。
ブレゲ トラディション オートマティック 40mm 7097BB/G1/9WU
アブラアン・ルイ・ブレゲによって18世紀末に考案された、スースクリプションから直接インスピレーションを得たこの独創的なトラディションは、スースクリプションムーブメントの構造そのものをフェイスのデザインに採用するという大胆な発想により誕生しました。
ブレゲと言えばその全てのモデルで伝統を重んじた時計作りをしています。
メゾンの伝統に則ったデザイン文法、装飾技法、ストーリーがそうです。
しかし、ブレゲの素晴らしさはその伝統に縛られている訳ではなく、伝統を守りながらも攻めた革新的な時計を生み出し続けているところにこそあると思うのです。
それもまたブレゲの伝統として息づいているのでしょう。
トラディションシリーズはその”伝統”を最も体現しているコレクションと言えるかもしれません。
2005年に手巻きモデルのトラディション7027が発表されると、その後続々とモデルを追加しコレクションの充実を図ってきました。
本日ご紹介のトラディション7097は、2015年に発表されたトラディションシリーズ初の自動巻き機構をもつモデルとなっています。
正式名称は「トラディション オートマティック レトログラード セコンド 7097」です。
その名が示すとおり、これまでなかった秒表示機能を手巻きモデルのパワーリザーブに代わって10時位置にレトログラード方式で追加しています。
また、初期の自動巻き機構「ペルペチュエル」に搭載された分銅から着装した錨型のゴールド製ローターを裏側から鑑賞出来ます。
ブレゲだからこそ価値のある衣装と言えるのではないでしょうか。
幾度か経営母体を変えたブレゲですが、スウォッチグループに参画して以降のブレゲは、アブラアン・ルイ・ブレゲが望んだ姿を取り戻したのだと思います。
このようにトラディションは非常に前衛的なデザインでありながらブレゲの伝統をあらゆる所で感じられる逸品となっています。
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