GMTブログをご覧の皆様こんにちは。
店舗スタッフの青木です。
本日ご紹介する時計は、オーデマ・ピゲを代表するモデル『ロイヤルオーク15300ST.OO.1220ST.02』です。
AUDEMARS PIGUET オーデマ・ピゲ ロイヤルオーク 15300ST.OO.1220ST.02 ブルー 39mm
ロイヤルオークは1972年にかの天才時計デザイナー ジェラルド・ジェンタ氏のデザインによる、ステンレススティール仕様のスポーツウォッチとして発売され、現在大人気のラグジュアリースポーツウォッチの頂点とも言えるモデルです。
初代の5402ST、現行のロイヤル オーク「ジャンボ」エクストラシン15202STと同じで39mmという日本人の腕に馴染みやすいケースサイズとシンプルな3針文字盤が特徴的で、製造終了しているこちらのモデルも非常に高い人気を誇ります。
特に今回紹介する『15300ST.OO.1220ST.02』は現在時計業界の中で最も需要が高いブルーの文字盤が用いられている事もあり非常に注目度が高いモデルです。
文字盤のタペストリー装飾は、オーデマ ピゲの工房で、”ラモレイヤージュ”と呼ばれる技巧に基づき、伝統的な機械を使って施されます。この技巧によって作り出されるのは均一で美しい正方形の区切りです。
ただ単に正方形に区切られているだけではなく、凸部分には細かな網目模様、へこみ部分には点の装飾がそれぞれ施されており、オーデマピゲの高い技術力と拘りを垣間見る事ができます。
ムーブメントのCal.3120はジャガールクルトのCal.920を設計のベースにオーデマピゲが自社開発したムーブメントで、後継機である15400STにも搭載されています。
振動数はロービートの21,600振動ながら、ジャイロマックステンプを採用することで精度を向上させています
Cal.3120の最大の特徴は22金ローターに施されたオーデマ・ピゲのロゴと創業者両家の紋章の彫金です。一流の彫金職人によって施されるこの紋章にはオーデマ・ピゲの伝統と技術が詰まっています。
ラグジュアリースポーツウォッチと呼ばれる時計には、独創的なブレスレットが採用されていることが多くロイヤルオークもその内の一つです。
非常にシャープな印象がありますが、サテンとポリッシュの仕上げを組み合わせた複数のパーツは、立体感と高級感を演出しています。
また実用的な部分も非常に優秀で接続部の角がしっかりと面取りされており、柔軟な動きと腕に沿うようなフィット感を生み出しています。
現在15300STブルーは市場でもなかなか見る機会が減ってきているモデルになります。
ぜひ細部までご覧いただき、腕に乗せてそのフィット感と美しさを感じていただきたい1本です。