当ブログをご覧の皆様、こんにちは。
梅雨が明け、本格的に夏の暑さを感じる今日この頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
先日、本屋に立ち寄った際「読書感想文推薦図書」という特設箇所に目が留まりました。その中に並んでいたサンテグジュペリの「星の王子様」。
学生時代、私は読書感想文では読んではいませんでしたが、大学の講義で教材として使用した懐かしい記憶が蘇ってきました。
200以上の国と地域の言葉に翻訳される大変代表的な小説ですので、ご息女様・ご子息様が今年の夏の読書感想文の題材に選んでいた、なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は『星の王子さま』の作者であり、パイロットでもあるアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリへのオマージュモデルをご紹介いたします。
IWC インターナショナルウォッチカンパニー パイロットウォッチ マークXVIII アントワーヌ ド サンテグジュベリ IW327003
こちらのモデルは2017年にリリースされたタバコブラウンと呼ばれるブラウンカラーのダイアルを持つモデルです。
私が撮影した写真のように光の加減ではダークブラウンのような掲載写真よりも落ち着いた色味に感じます。
タバコブラウンはアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ特別モデルに採用される色味で、サントーニ社製カーフスキン・ストラップの組み合わせともよく合い、大変品の良い色味です。
サントーニ社とは、1975年に誕生したイタリアの高級靴メーカーでエレガントなデザインのレザー製品を生み出してきました。
IWCのベルトも手掛け、2011年にポートフィノの特別モデルに、2013年にはポートフィノ以外の様々なモデルでも採用されました。伝統的な職人技でオリジナルベルトを手作業で仕上げ、ストラップの裏面に施されたオレンジのインレイが特徴です。約18にも及ぶ工程を経て作られたブラウンのベルトはヴィンテージの風合いを感じることができ、サン=テグジュペリが愛用していた飛行服を彷彿とさせる色合いです。
このサントーニ社のベルトが好きでIWCのモデルを選ぶなんて方もいらっしゃるぐらい魅力的なストラップです。
また、アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリへのオマージュを感じるのはストラップだけではありません。
一番わかりやすいのはケースバックではないでしょうか。
1944年7月31日にサン=テグジュペリが偵察飛行のために南フランスへと飛び立った際に乗っていた最後の飛行機「ロッキードP-38 ライトニング」がエングレーヴィングされています。
オマージュモデルですが、主張は控えめ。ケースバックのエングレーヴィングはまるで星の王子様に出てくる「ものごとはハートで見なくちゃいけない、っていうことなんだ。大切なことは、目に見えないからね」というセリフのよう。ケースバックは着用時腕に触れている部分なため、第三者からは見えません。目に見えるところだけを大切にしてはいけないと感じるような美しい主張だと個人的には感じます。
ムーブメントには2018年にETA製「2892A2」の代替として作られた「セリタSW 300-1ベース」の「Cal.35111」を搭載しています。
ムーブメントにも詳しい方はスウォッチグループがグループ外にETAムーブメントの供給を止めるいわゆる「2020年問題」の影響を受けて誕生した汎用ムーブメントだとお気づきになりましたでしょうか。汎用ムーブメントではありますが、6気圧防水機能を持ち、プロ用のパイロット・ウォッチに求められる高い精度水準も満たしているので安心です。
また、ステンレススチールケースの中に入っている軟鉄製インナーケースは磁力を防御することが出来ます。
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリへのオマージュを感じるモデルは新宿南口の店舗にてお手に取ってご覧いただけます。
また、新型コロナウイルスの感染者も増え、外出がご不安な方も多いでしょう。インターネットからのご注文、お問い合わせも承っております。皆様の疑問にお答えできるよう努めてまいりますため、お気軽にご相談くださいませ。