ブライトリングのラグジュアリースポーツ

2024年7月
月	火	水	木	金	土	日
1	2	3	4	5	6	7
8	9	10	11	12	13	14
15	16	17	18	19	20	21
22	23	24	25	26	27	28
29	30	31

GMTブログをご覧の皆様こんにちは。

本日ご紹介する時計はブライトリングから｢クロノマット B01 42｣です。

ひと目でクロノマットと分かるものの、ガラッと意匠変更をした新生クロノマットです。モデルチェンジにあたり、ラグジュアリースポーツを意識してデザインしたと明言されています。
元来パイロットウォッチであるクロノマットですが、ブライトリングにはナビタイマーという普遍的なモデルの存在があるためか、クロノマットにはデザインの自由度が与えられているのかもしれません。
とは言え、オリジナルモデルの再現ともとれるデザインは往年のファンを安心させるものになっています。
見た目における注目点はやはりルーローブレスレットの採用。

ここで懐かしいと感じた方はかなりのブライトリングマニアでしょう。初代モデルで採用されていたルーローブレスレットを現代的に再解釈したものとなります。
以前のパイロットブレスレットと比較すると、多少華奢な印象もありますが、もちろんガタつきは一切なく、程よい滑らかさで各コマの腕馴染みは良好です。

面取り部分と中駒にポリッシュ仕上げが施され退屈な印象を与えません。以前のパイロットブレスレットと言えば、一部にヘアライン仕様もありましたが、流通している大部分はフルポリッシュ仕様で、ギラつきや傷が気になる方もいらっしゃったと思います。クラスプを留める際はどちらを先に閉じても問題はなく実用的です。

カッパー色が採用された文字盤は仕上げの質も高く、腕に乗せてみると思いのほか合わせやすいと感じます。おそらく被ることも少ない文字盤カラーであり、おすすめです。

搭載されるムーヴメントは熟成の進んだB01。

初出は2009年で当時はETA問題により各社自社ムーヴメントの開発に余念がないなかでかなり話題となりました。しかしブライトリングにはトランスパレントバックを採用するモデルは限定的であり、渾身の自社ムーヴメントを鑑賞する機会には恵まれませんでしたが、本作においてはトランスパレントバックがレギュラーモデルに採用されています。それでいて200ｍ防水を担保しているのは立派です。
ブライトリングでは全ての時計でクロノメーター基準を満たしており、かなりの安定感を誇ります。スペックでみても、70時間のロングパワーリザーブ、日付の変更禁止時間帯がないなど大変実用的です。
モダンとレトロが共存するブライトリングのラグジュアリースポーツウォッチは自信を持っておすすめできる1本となっています。