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秋を迎え汗ばむことも少なくなってきましたが、夏の間は使用を躊躇っていたレザーベルトの腕時計の出番が増えた方も多いのではないでしょうか。
小ぶりで王道なドレスウォッチも素敵ですが、本日は大きめのケースにクラシカルな佇まいが魅力のこちらの腕時計をご紹介致します。
IWC ポルトギーゼ オートマティック 7DAYS IW500114
1868年、スイスにて創業されたインターナショナル・ウォッチ・カンパニー。
現在は頭文字を取ってIWCとなった同社の代表作であるポルトギーゼは、1939年にポルトガル人の商人の要請によって生まれた腕時計です。
『ポルトガル人』の意を成すこちらの腕時計に求められたのは「マリンクロノメーターに匹敵する性能」。
マリンクロノメーターとは高い精度を誇る航海用の時計の事で、現在でも高精度を表すクロノメーターと言う規格で馴染み深いものです。
高い精度を確保する為に懐中時計のムーブメントを使用した為当時としては大型の約41mmサイズのケースであったポルトギーゼ。
今回ご紹介するIW500114も約42mmとその面影を残しています。
40mm径前後が多い昨今の腕時計の中で、ケース径だけを聞くとそこまで大きすぎる印象は受けませんが、ベゼルレスとも言えるデザインがもたらすダイヤル面の広さからケース径以上の視認性の高さを感じます。
クラシカルで上品な仕上げながら、丸みのあるアラビア数字によるインデックスが程よく印象を和らげ、絶妙なバランスとなっています。
自社製ムーブメントCal.51011は7Daysの名の通りパワーリザーブ約168時間を誇り、複数の腕時計を所有する上でワインディングマシーンを使用しなくても良い安心感があります。
黒のレザーベルトにはDバックルを用い、着け外しも容易で落下させてしまう危険性も少なく、穴の劣化も最小限に抑えられます。
ステンレス製ケースにシルバーダイヤル、ブラックレザーとどんな洋服にも合わせやすく、42mmのサイズが単調になってしまいやすい秋冬の装いの中で程良いバランスで主張をしてくれる一本となっています。
純然たるドレスウォッチでは少々物足りなさを感じてしまう方には是非お勧めさせて頂きたいこちらの腕時計。是非、ご検討下さい。