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現在開催中の「100万円までで探せるクロノグラフ」特集より、こちらの時計を紹介いたします。
TAG HEUER タグ・ホイヤー モナコ キャリバー11 クロノグラフ スティーブ・マックイーン CAW211P.FC6356
1969年に誕生した「モナコ」は、F1世界三大レースのひとつ「モナコグランプリ」から名づけられたコレクションです。
オリジナルのモナコは、「ホイヤー」「ブライトリング」「ビューレン(現ハミルトン)」「デュボア・デプラ」の4社で1969年に共同開発された、世界初の自動巻きクロノグラフムーブメントの1つ「Cal.11 クロノマチック」を搭載した、記念すべき「世界初の自動巻きクロノグラフウォッチ」でした。
「世界初のスクエア型防水時計」でもあり、1971年に公開されたアメリカのカーアクション映画「栄光のル・マン」でスティーブ・マックイーンが装着したことにより、爆発的な人気を集めました。
クォーツ・ショックによって一時は生産終了となっていたモナコですが、1998年に限定モデルとして復活。
2002年には再びレギュラーモデルとなり、タグホイヤーを代表する人気コレクションとなっています。
世界初の自動巻きクロノグラフムーブメントとして誕生した当時の「Cal.11 クロノマチック」は、「ビューレン(現ハミルトン)」の2針ムーブメントをベースに「デュボア・デプラ」のクロノグラフモジュールを積み重ねたため、「時計の右側にプッシュボタン、左側にリューズ」が取り付けられた独特な構造をしております。
同じく1969年に誕生したゼニスの「エルプリメロ」と比較すると、マイクロローターの巻き上げ効率の悪さや、無駄の多い設計から、クォーツ・ショックによって淘汰されたムーブメントとなってしまいましたが、世界初のクロノグラフムーブメントの1つとして歴史に残るキャリバーです。
「CAW211P.FC6356」に搭載された「Cal.11」は、2009年に誕生した新たなムーブメントであり、1969年の「Cal.11 クロノマチック」とは別物です。
「右側にプッシュボタン・左側にリューズ」というオリジナルのモナコのデザインを再現するため、復刻された新たな「Cal.11」は「セリタ」製ムーブメントをベースに「デュボア・デプラ」のクロノグラフモジュールを積み重ねたキャリバーとなっています。
オリジナルを踏襲した2階建てクロノグラフですが、現代的に最適化された設計と十分なスペックを有しており当時の「Cal.11 クロノマチック」を遥かに上回る実用性を備えたムーブメントです。
オリジナルを再現したデザインと、新たな「Cal.11」を搭載した復刻モデル「CAW211P.FC6356」は、タグホイヤーの歴史を物語る1本となっています。
2023年に見ても新鮮な「世界初の自動巻きクロノグラフウォッチ モナコ」。
ぜひご検討ください。
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