GMTスタッフブログをご覧の皆さま、こんにちは。
本日もご覧いただきありがとうございます。
今回は、現在公開中のLIMITED WATCH 特集より、パテックフィリップの腕時計をご紹介いたします。
ぜひ最後までお楽しみください。
PATEK PHILIPPE パテック・フィリップ スカルプチャー 5091/1A-010
パテック・フィリップのステンレスモデルと言えば、やはりノーチラスやアクアノートを想像されるのではないでしょうか。
スカルプチャーを知らないという方もいらっしゃるかと思います。
今回ご紹介する「スカルプチャー」は、別名ロシアンウオッチとも呼称されています。
ソビエト連邦支配下の際にロシアの地を離れていたパテック・フィリップでしたが、1999年にロシアへ復活を果たしました。
この「スカルプチャー」はロシアとの関係復活を祝って製造された限定モデルになります。
ステンレスモデルやコンビモデルをはじめとした計9モデルが、わずか300本ずつ製造されたのみで全て合計しても2,700本しか生産されていないレアモデルです。
まずは特徴的なリューズついて触れていきたいと思います。
ブルーのエナメルを用いて作られたこちらのリューズは、ロマノフ王朝時代の王冠をモチーフにしたもので、「スカルプチャー」と言えばこのリューズという方も少なくないかと思います。
余談になりますが、私は初めてこのリューズを見た際は、キリスト正教の教会の屋根(ビザンツ様式)みたいだと思いました。
一緒の感想を抱いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
続いては、こちらも特徴的なブレスレットを見ていきたいと思います。
美しい鏡面仕上げの施されたブレスレットです。
1コマ同士の隙間が分かりづらいように設計されたブレスレットで、その手間のかかり方はノーチラスやアクアノートと比較しても遜色ありません。
大胆とも思える全て鏡面仕上げのブレスレットですが、他のモデルには無い個性的なつくりになっていますので、他のパテックオーナーと被りたくないという方にはおすすめの一本です。
インデックス部分には視認性、実用性、ともに非常に利便性の高いアラビア数字を採用しています。
「スカルプチャー」はその製造の経緯が特殊なため珍しい仕様が多いですが、コンビのスカルプチャーはインデックスにローマ数字を使用しています。
経緯や意図は測りかねますが限定モデルとして、面白い仕様となっています。
ノーチラスやアクアノートをはじめ、パテック・フィリップの時計には素晴らしいモデルがいくつも存在しています。
今回ご紹介した「スカルプチャー」もその一つでロシアの伝統を思わせるパーツのつくりや、限定モデルに対するパテック・フィリップの力の注ぎ方を各所で感じることが出来るモデルです。
全モデル合計2700本しか製造していないことを考えると、今後状態の良いものに巡り合える確率はどんどんと少なくなっていくと思います。
非常に珍しい限定モデルを味わってみたいという方は、是非お早めにご検討下さい。
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PATEK PHILIPPE パテック・フィリップ スカルプチャー 5091/1A-010
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最後までお付き合いいただきありがとうございました。
それでは、素敵な時計ライフをお過ごしください。