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時計に限った話ではありませんが、長い歴史を持つブランドやコレクションは、ほとんどその見た目を変えずアップデートしてきたものと、時代ごとに変化していきながらも後世に名を残すものがあります。
比較的時計業界内では、前者にスポットが当たることが多いかと思います。
今回は姿形を変えていきながらも人気コレクションであり続けるヨットクラブの魅力をご紹介いたします。
IWC インターナショナルウォッチカンパニー ポルトギーゼ ヨットクラブ クロノグラフ IW390701
「ポルトギーゼヨットクラブ」は、かつて1967年に「ヨットクラブ」として独立したコレクションとして発表されました。
防水機能と衝撃を吸収する機能を備えたケースで、デザインを手掛けたのはジェラルドジェンタです。
この楕円型のケースは「Cラインケース」と呼ばれ、70年代のオメガのコンステレーションやSEIKO、ユリスナルダンなどでも多く見られました。
1977年代に入ると八角形ベゼルの大胆なケースを備えた「ヨットクラブ2」が発表されIWCのスポーティーでアヴァンギャルドなデザインが特徴なコレクションとして地位を確立しました。
90年代、00年代のIWCはポルトギーゼ、ポートフィノ、マークシリーズ、ダヴィンチ、インヂュニアが市場に多く、ヨットクラブの生産はなかったものと思われます。
ですが、突如として2010年に「ポルトギーゼヨットクラブ」として、コレクションが一つに統合された新作が発表されます。
今回ご紹介する「IW390701」は2020年に発表された腕時計です。
現代のスポーツウォッチとして、60〜70年代のヨットクラブとかけ離れたデザインで再登場しました。
2020年に新作として発表されたブルー文字盤は、ポルトギーゼの名前が付くコレクションで初めてブレスレットが採用されました。
スモールセコンドの針と積算計に赤のワンポイントがあり、非常にユニークな仕上がりとなっています。
アラビア数字や細長いリーフ針などのポルトギーゼのデザインと、クロノグラフや夜光などのスポーティーな要素が融合し、新たなアプローチでヨットクラブが帰ってきました。
ブレスレットデザインからはジェラルドジェンタ節が非常に感じられます。
77年に発表されたヨットクラブ2も非常に類似したブレスレットデザインが採用されていました。
一新するところは大きく変えられていますが同じデザインも残されており、IWCのオリジナルのヨットクラブに対する愛を感じられます。
ムーブメントは「Cal.89361」を搭載し、シースルーのケースバックからその駆動を眺めて楽しむ事ができます。
フライバッククロノグラフを搭載していながら68時間のパワーリザーブを誇ります。
実用性と機能性を兼ね備えており、様々なシーンでご活用いただける腕時計です。
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IWC インターナショナルウォッチカンパニー ポルトギーゼ ヨットクラブ クロノグラフ IW390701
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それでは、素敵な時計ライフをお過ごしください。