GMTスタッフブログをご覧の皆さま、こんにちは。
本日もご覧いただきありがとうございます。
今回は腕時計についての基本的機構とその種類について解説いたします。
腕時計は大きく2種類に分類することができます。
機械式とクォーツ式と呼ばれるものです。
【機械式腕時計】
機械式腕時計とは搭載されているゼンマイを巻き上げ、ほどける力を動力としてムーブメントを動かす方式の事を指します。
この機械式腕時計にも、手巻き式と自動巻き式の2種類存在します。
手巻き式はリューズを巻き上げる事により動力を得る機構です。
定期的に巻き上げ作業を必要とし、手巻き作業を行わなければ動力が失われ止まってしまいます。
基本的に規則的なタイミングの巻き上げ作業を推奨されています。
一方自動巻き式は、一部を除きリューズによる巻き上げだけでなく、搭載されているローターの回転を利用し動力を得る方式を指します。
日常生活での腕や体の動きにより半自動的に巻き上げ作業が行われるため、巻き上げ回数を減らせ利便性のより高い機構となります。
機械式腕時計は巻き上げ作業が必要となりますが、それが毎日のルーティーンとなり巻き上げるたびに時計への愛が積もっていくのではないでしょうか。
【クォーツ式腕時計】
クォーツ式腕時計とは電池を動力として内部機械を動かす方式を指します。
メーカーやコレクションにもよりますが電池寿命は平均2~3年程で、電池切れの際は電池交換が必要となります。
数日単位での動力補給は必要なく水晶(クォーツ)の振動を利用しているため非常に高い精度を誇ります。
また、機械式時計に比べオーバーホールの頻度が少ないことも特徴です。
電池交換の頻度が高くなってきたときは、オーバーホールをお勧めいたします。
「第3のムーブメント」とも称される様式が存在します。
それがスプリングドライブです。
スプリングドライブの詳しい解説はこちらのブログをご覧ください。
「スプリングドライブ」って何?革新技術をわかりやすく解説
昔ながらでロマンがあり、メンテナンスを行えば半永久的に駆動する機械式腕時計。
幅広い価格帯で利便性が高く、高精度を誇るクォーツ式腕時計。
両方の良さを集め理想を現実に変えたスプリングドライブ。
どの機構にも良さがありどれか1つに選ぶことは難しいと思います。
自分の生活、好みにあった機構の腕時計を探してみてはいかがでしょうか。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
それでは、素敵な時計ライフをお過ごしください。