ラグジュアリースポーツモデルの台頭を筆頭に、様々な時計が誕生している昨今。
それでもなお、高い人気を誇り続けているのが「ドレスウォッチ」です。
ムーブメントに刻まれたエングレービングの華やかさ、搭載された機構の精緻さなど、その魅力は実に多彩。
それでも最終的に心を掴むのは、「何世紀にもわたって変わらない美しさ」ではないでしょうか。
多様なスタイルが共存する今の時代においても、ドレスウォッチが多くの愛好家から支持され続ける理由は、まさにその“普遍性”にあると感じます。
そして今回、当店にもその不変の美を体現した一本が入荷いたしました。
パテック・フィリップのアイコン「カラトラバ」の中でも特別な存在として愛される、Ref.5196P-001 のご紹介です。
▼PATEK PHILIPPEパテック・フィリップ カラトラバ 5196P-001
■ カラトラバ 時を経ても変わらない象徴
1932年に誕生したカラトラバは、ラウンド型腕時計の古典として世界中で知られています。
無駄を徹底的に排したデザイン、完璧なバランス、そして気品ある佇まいが特徴です。
その純粋な美しさは、パテック・フィリップの在り方を象徴しています。
■ Ref.5196 ― 初代Ref.96の血統を受け継ぐ現代の名作
Ref.5196は、カラトラバの初代モデルRef.96（クンロク）のデザインを継承し、2004年に登場しました。
中でもプラチナモデル Ref.5196P-001は、シリーズ中で最も洗練された一本です。
ケースサイズ37㎜、厚さ約8㎜という絶妙なサイズ感は、現代の腕元にも自然に馴染むプロポーションです。
スーツの袖口にもすっきりと収まる薄型設計です。
プラチナ特有の重厚感と静かながらも確かな輝きが、手元に気品をもたらします。
イエローゴールドやピンクゴールドモデルとは異なり、プラチナモデルにはクラシカルな雰囲気をより引き立たせるブレゲ数字とシルバーの文字盤が採用されています。
特に文字盤のシルバーカラーは2種類の仕上げ分けが施されており、大味になりがちな単色の文字盤に深みを加えてくれています。
随所のディテールの高さが、歴史的なRef.96を彷彿とさせつつ、パテック・フィリップの格別の美しさを生み出しています。
■ 手巻きキャリバー「Cal.215 PS」 ― 機械の芸術
心臓部には、パテック・フィリップの手巻きムーブメント「Cal.215 PS」を搭載しています。
厚さわずか2.55mmの極薄設計ながら、精度、信頼性、仕上げの全てが最高水準です。
パテック・フィリップ シールが刻まれたムーブメントは、まさに職人技の結晶です。
■ 生産終了 ― 現代に残された真のクラシック
Ref.5196は長年にわたりパテック・フィリップの定番モデルとして愛されてきましたが、2022年に惜しまれつつ生産終了となりました。
中でも5196P-001は、初代Ref.96の精神を最も忠実に受け継いだモデルとして高い評価を受けています。
■ まとめ
「Ref.5196P-001」は、不変の美しさを体現した究極のドレスウォッチです。
装飾ではなく、完璧なバランスと造形美で魅せる静かな一本。
生産終了となった今、この“究極のクラシック”を手にできる機会は限られています。
「変わらない美しさ」その答えを、ぜひご自身の手元でご体感ください。
▼本日ご紹介した腕時計
PATEK PHILIPPEパテック・フィリップ カラトラバ 5196P-001
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それでは、素敵な時計ライフをお過ごしください。
written by GMTスタッフ
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