予算150万円で選ぶ「ひと味違う」ラグジュアリーウォッチ3選

2025年12月
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予算150万円での腕時計さがし。
この価格帯になると、ただスペックが優れているだけでなく、“手に取った瞬間にわかる特別感”を備えたモデルが一気に増えてきます。
まさに、時計選びの醍醐味が深まるゾーンです。

スタッフから見ても「これは強い」と太鼓判を押せる3本を厳選しました。

いずれも方向性がまったく異なりながら、どれも150万円という予算の価値をしっかり感じられるモデルです。

ご自身の手元にしっくりくる“運命の一本”が見つかるかもしれません。
それでは、3本それぞれの魅力を詳しく見ていきましょう。

◆限定220本のクロノ：カルティエ

CARTIER カルティエサントスドゥカルティエウォッチクロノグラフ XL WSSA0078 日本限定220本

サントスは一見シンプルですが、実際に手に取ると洗練さを実感することができます。

まず目を奪うのが、ケース・ブレスレットに施されたカルティエ独自の美しい面構え。
サテンとポリッシュをバランス良く切り替えた仕上げは、照明の下で立体感を際立たせ、腕を動かすたびに上品な艶を放ちます。

そして何より特別感があるのが、日本限定わずか220本という希少性です。
通常モデルとは異なるマットグレーの文字盤にシルバーのローマ数字という組み合わせは、このモデルだけの特権。
ただのモノトーンではなく、光の角度で深く沈んだグレーから柔らかな表情まで変化するため、想像以上に“色が動く”モデルです。

〇デザインを崩さない「変わったクロノグラフ」
また、時計好きの心をくすぐるのが、一見してそれと分からない特殊なクロノグラフ機構です。
「クロノグラフなのに、右側にプッシュボタンがない？」と気づかれた方もいるかもしれません。

実は、スタート/ストップボタンを9時位置へ、リセットボタンをリューズへ内蔵することで、サントスの美しい正方形のシルエットを一切崩さずに機能を持たせているのです。
「機能は欲しいが、ゴツゴツした見た目は嫌だ」という美意識の高い方にこそ、このスマートなギミックは刺さるはずです。

〇ワンタッチで交換できるクイックスイッチ機構
さらに嬉しいのは、カルティエ独自のクイックスイッチ機構。付属のブラックラバーストラップにワンタッチで交換でき、

・ビジネスでは気品あるステンレス
・オフではスポーティーなラバー

というように1本で2本分の楽しみ方ができます。

「毎日使える上品な時計が欲しい」「ブランドとしての格も大事」そんなすべてを満たしてくれる、完成度の高い一本です。

◆3連レトログラード：ハリー・ウィンストン

HARRY WINSTON ハリー・ウィンストンオーシャントリレトロクロノグラフ OCEACT44ZZ002 ブラックザリウム

初めて手にした瞬間、多くのお客様が驚かれるのが軽さと質感。

ブラックのザリウムのマットな素材感は、金属でありながら無機質すぎず、“ハイテク素材”を使用したことで、未来的な表情を見せます。
これが光をほとんど反射しないため、文字盤のギミックが一層引き立つのです。

〇まさに動くアートピース、トリレトログラード
トリレトロの魅力は、なんといっても3つのレトログラード表示が動く瞬間。

針が弧を描くように戻り、再び俊敏に走り出す様子は、「機械式時計ってこんな動きをするんだ…！」と驚きを覚えるほど。
これはもはや時刻を知る道具というより、所有するアートピースに近い価値観です。

ハリー・ウィンストンと言えばジュエリーブランドという印象が強いですが、オーシャンシリーズを手にすると、“時計づくりの本気”が伝わります。
ムーブメントの立体的なレイアウト、素材選び、デザインの迫力…どれも他ブランドにはないアプローチで、「誰ともかぶらない一本が欲しい」人に強く響くモデルです。

腕につけたときの存在感は圧倒的。
それなのに軽いので疲れにくく、普段使いにも意外と向いています。