現在、高級腕時計市場において最も熱い視線を浴びているのが、「ヴィンテージ・ロレックス」です。
国内のみならず、Chrono24などのグローバル市場でも、「個体ごとのストーリー」や「エイジング(経年変化)」を楽しむのことができる古い腕時計に注目が集まっています。
今回は、そんなヴィンテージブームの中でも、実用性とクラシカルな佇まいを兼ね備えた、1986年製のGMTマスター Ref.16750をご紹介します。
1.今、ヴィンテージロレックスが選ばれる理由
なぜ、最新スペックの時計ではなく、あえて数十年前の腕時計が注目を集めているか。
それは、「もう二度と同じものが手に入らない」という、個性と希少性にあります。
時を経て積み重ねてきたエイジング
紫外線や湿度によって変化したベゼルや文字盤の色味、長年愛されてきたからこそできる小さな傷など、前のオーナーたちが刻んできた歴史そのもの。
その歴史を感じつつ、自分も紡いでいくというロマンがたまりません。
温かみのある質感
プラスチック風防や中空ブレスレットが生み出す、軽やかさとレトロな風合いは現代の腕時計とは一線を画しています。
通が認める存在感
ヴィンテージをあえて日常使いすることが、かっこいい。
そう思わせてくれる存在感がヴィンテージロレックスにはあります。
2.この腕時計のためだけの心臓:ムーブメント「Cal.3075」
GMTマスターⅠ第3世代(Ref. 16750, Ref. 16753, Ref. 16758など)は、1980年〜1988年頃という短い期間にのみ製造された、まさに「転換期」のモデルです。
最大の特徴は、このモデルのためだけに開発された専用ムーブメント「Cal.3075」を搭載していること。
前モデル(Ref.1675)の名残を色濃く残しながらも、ハイビート化による精度の向上と、クイックチェンジ(カレンダー早送り機能)を実装。
ヴィンテージならではの顔を持ちつつ、現代のライフスタイルにまったく引けをとらない高い実用性を備えている点が、今再び注目されている理由の一つです。
3. 実機紹介:1986年製「フチ有り」個体の魅力
それではさっそく、当店に在庫のある、1986年頃製造の、GMTマスター I 16750 後期型「フチ有り」インデックスモデルをご紹介します。
ROLEX ロレックス GMTマスター I 16750 レッド/ブルー フチ有り
まず、目を惹くのは、後期型モデルの特徴であるメタル縁取りが施されたインデックスです。
このフチが光を拾い、グロッシーな黒文字盤に立体的な奥行きと、気品を添えてくれます。
ヴィンテージの温かみの中に、ロレックスらしい端正なラグジュアリー感が共存する、素晴らしいバランスを持つ表情です。
1986年の製造から今日まで大切に時を刻んできたことを物語る、絶妙な経年劣化が見て取れます。
特に、針にわずかに浮かんだ微細なサビや退色は、決してマイナス要素ではありません。
それは、現行の新品モデルでは決して表現できない、長い年月だけが醸成できる「色気」と「リアリティ」そのものです。
そして、GMTマスターの象徴である赤青ペプシベゼル。
アルミ製ベゼルに刻まれた細かな小傷のひとつひとつが、歴代のオーナーと共に歩んできた道程を静かに物語ります。
「古い時計はメンテナンスが不安」という方もご安心ください。
こちらの腕時計は2024年12月に提携修理会社にてオーバーホールと外装仕上げを済ませたばかりの、即戦力コンディションです。
ブレスレットにはヴィンテージ特有の伸びが若干見られますが、装着感は非常に軽やか。
日常の頼もしい相棒として連れ出すことができます。
いかがでしたでしょうか。
時代が移り変わっても、こちらの腕時計の輝きは色褪せることがありません。
ヴィンテージロレックスならではの、個性や積み重ねてきたストーリーをぜひお手に取って実感してみてください。
▼今回ご紹介した腕時計
ROLEX ロレックス GMTマスター I 16750 レッド/ブルー フチ有り
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