パテック・フィリップのノーチラスというと、多くの方がまずステンレススティールの青文字盤を思い浮かべるのではないでしょうか。
「5712G-001」は、そのイメージから一歩離れた場所に立つ一本です。
ケースはホワイトゴールド、文字盤はスレートグレー。
派手さで語る時計ではなく、選んだ方にだけ伝わる時計、という言い方がふさわしいように思います。
PATEK PHILIPPE パテック・フィリップ
ノーチラス プチコンプリケーション 5712G-001
PATEK PHILIPPEパテック・フィリップ ノーチラス プチコンプリケーション 5712G-001
目次
ホワイトゴールドが魅せる「重さのある静けさ」
ステンレススティールのノーチラスが持つスポーティな緊張感に対して、18Kホワイトゴールドは同じフォルムでありながらまったく違う質感を纏います。
ホワイトゴールドならではの落ち着いた色味と、磨き分けによる繊細な陰影が調和。
派手な輝きではなく、「重さのある静けさ」とでも言うべき佇まいです。
PATEK PHILIPPEパテック・フィリップ ノーチラス プチコンプリケーション 5712G-001
ノーチラス特有の船の舷窓を思わせるベゼルと一体化したストラップ構造。
このデザイン自体は変わらないのに、素材が変わるだけで印象がここまで変わるのかと驚かされます。
スポーツウォッチの設計思想を保ちながら、素材によってより落ち着いた表情を得た一本と言えるでしょう。
スレートグレー文字盤が織りなす陰影
5712シリーズを象徴する水平エンボス加工のグレー文字盤は、光の当たり方によって表情を変えます。
落ち着いた艶を湛えた表情と、角度をつけたときに走る繊細な陰影のコントラスト。
単色でありながら単調にならない、パテック・フィリップらしい文字盤づくりの妙がここにあります。
PATEK PHILIPPEパテック・フィリップ ノーチラス プチコンプリケーション 5712G-001
ホワイトゴールドケースとスレートグレーの組み合わせは、ブルー文字盤のステンレススティールモデルに比べてより控えめな存在感です。
だからこそ、着けている方の所作や場に馴染みやすい。
目立つための時計ではなく、選んだご本人の審美眼を静かに語る時計、という立ち位置です。
プチコンプリケーション:計算された余白の美
5712の核心は、機能の数ではなく配置のバランスにあります。
PATEK PHILIPPEパテック・フィリップ ノーチラス プチコンプリケーション 5712G-001
パワーリザーブ表示、ムーンフェイズ、スモールセコンド、日付表示。
それぞれ実用性を備えた機能ですが、5712では情報量の多さを感じさせません。
パテック・フィリップはそれを単に並べるのではなく、文字盤全体の余白との調和まで計算して配置しています。
この「詰め込まない」姿勢こそが、プチコンプリケーションという名前の本質と言えるでしょう。
薄型ムーブメント「Cal.240 PS IRM C LU」の精巧な仕上げ
ムーブメントは自動巻き「Cal.240 PS IRM C LU」を搭載しています。
22Kゴールド製マイクロローターを備えた薄型キャリバーで、約48時間のパワーリザーブ、毎時21,600回振動、29石というスペックを誇ります。
PATEK PHILIPPEパテック・フィリップ ノーチラス プチコンプリケーション 5712G-001
シースルーバックからは、装飾を凝らした機構をご覧いただけます。
派手さではなく、薄型自動巻きならではの精巧な仕上げをご堪能いただけるはずです。
PATEK PHILIPPEパテック・フィリップ ノーチラス プチコンプリケーション 5712G-001
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