再注目のワールドタイムクロノグラフRef.5930G-001

2021年10月17日

本日ご紹介する時計はパテック・フィリップからこちらのモデルです。

PATEK PHILIPPEパテック・フィリップ ワールドタイム クロノグラフ 5930G-001

世界24都市のローカルタイムを表示するワールドタイム機構に加え、クロノグラフをも備えたコンプリケーションモデル。
パテックフィリップが初めてワールドタイムとクロノグラフを組み合わせたこの銘品をリリースしたのは、2016年のこと。

PATEK PHILIPPEパテック・フィリップ ワールドタイム クロノグラフ 5930G-001

起源を辿ると、1940年に同社が製造したユニークピースから着想を得ています。ではなぜ本モデルが再注目なのかと言えば、ご存じの方も多いことと存じますが、先日同社から発表された2021年の新作が、本モデルのNEWバリエーションRef.5930Pだからです。同時に発表されたRef.5905/1Aや、一足先に発表されたRef.5711/1Aことノーチラスの2021年モデル同様、こちらにもグリーンの文字盤が採用され再度大きな注目を集めています。近年グリーンやブルーのダイヤルが採用されたモデルは軒並み人気を博しており、奇しくもブルーダイヤルを備えている本モデルは、再注目に値するでしょう。そしてパテック・フィリップの本懐は、やはり本モデルのようなコンプリケーションにあると思うのです。

PATEK PHILIPPEパテック・フィリップ ワールドタイム クロノグラフ 5930G-001

本作では2つの機能をこれまでにない新しい方法で統合したムーブメント「Cal.CH 28-520 HU」を搭載しています。
PATEK PHILIPPEパテック・フィリップ ワールドタイム クロノグラフ 5930G-001

クロノグラフ機構は、ノーチラスRef.5980などと同じ、垂直クラッチ搭載のフライバック付きで、通常ご法度とされるクロノ秒針の通常秒針としての使用が可能です。
これはパテック開発の優れた垂直クラッチのなせる業であり、流石の一言に尽きます。フルローター自動巻きに垂直クラッチといえば、それだけで厚みが出る組合せですが、そこにワールドタイムモジュールを組み込んで尚、ムーブ厚は7.79mmに抑えられています。構成部品数が343個もあるという事を考えるとかなり薄いと言えます。
ケース厚自体も12.86mmと実用的な範疇に収まっています。

PATEK PHILIPPEパテック・フィリップ ワールドタイム クロノグラフ 5930G-001

そしてワールドタイム表示は、都市名リングと24時間リングが連動するお馴染みのルイ・コティ式です。(採用される都市名が変わるとリファレンスの枝番が変わります)
リング操作も10時位置のボタンで行い、簡単に設定できます。パテックの素晴らしさはコンプリケーションにも関わらずこのような簡便な操作性の実現にも表れています。

PATEK PHILIPPEパテック・フィリップ ワールドタイム クロノグラフ 5930G-001

ケース形状は通常の現行ワールドタイムRef.5230などに見られるウイングレットラグを採用。

PATEK PHILIPPEパテック・フィリップ ワールドタイム クロノグラフ 5930G-001

どこから見てもクオリティの高さを感じることが出来ます。
新作の登場によって再注目必至の本モデル、欲しいと思った今が買い時です。
生産終了モデルに出会えるのも、中古品を取扱いしている当店ならではです。

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■今回ご紹介した腕時計はこちら
・PATEK PHILIPPEパテック・フィリップ ワールドタイム クロノグラフ 5930G-001

▼パテック・フィリップに関する過去ブログはこちら▼
・世界を旅する時計【パテック フィリップ ワールドタイム 5130/1G-010】
・パテックフィリップの美しいトゥールビヨン

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