GMTブログをご覧の皆様こんにちは。
店舗スタッフの増子です。
強力な台風や急な雨が多い季節に入ってまいりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
気温も急激に下がり、風邪などひかれぬようご注意くださいませ。
さて本日は時計界のF1と名高いリシャール・ミルよりRM004-V2をご紹介します。
リシャール ミル RM004 スプリットセコンド クロノグラフ ローズゴールド
https://www.gmt-j.com/item/3717007601716
人間工学に基づき設計された象徴的なトノー型ケースは、大振りでありながら腕にピタリとフィットするように作られています。
スケルトン仕様の文字盤からはカーボンファイバー製の地板が確認でき、1時位置のトルクインジケーター、4時位置のファンクションセレクター、6時位置のスモールセコンド、9時位置の30分計、10時のパワーリザーブインジケーターと非常に複雑な盤面にも関わらず優れた視認性と実用性の担保された美しい文字盤が楽しめます。
ムーブメントはオーデマピゲの複雑機構で名高い「ルノー・エ・パピ」社製。
ファンクションセレクターやカーボンファイバー製の地板のようなデザイン面での斬新さはルノー・エ・パピの影響が見て取れます。
スケルトンバックからはスプリットセコンドのような複雑機構を成し遂げたムーブメントを存分に楽しんでいただけます。
このムーブメントを構成するパーツの多くは肉眼で見ることも敵わない微細なものが多く、RM004が年に数本も制作されないのはこのムーブメントを全て理解して製作できるスタッフが少ないためです。
リシャール・ミルはRM001でトゥールビヨン、RM003でデュアルタイム、そしてこのRM004でスプリットセコンドクロノグラフと複雑時計の歴史的で代表的な機構を搭載したモデルを次々と発表していき、そしてそのどれもが斬新なデザインと、合理的で実用的な設計と、コストを度外視した大胆なパフォーマンスによって世界中の時計愛好家に受け入れられていきました。
このRM004もリシャール・ミルの歴史の中でクロノグラフの歴史的な難関に挑むという課題をクリアした貴重なタイムピースと言えます。
現在ではRM008やRM50のようなトゥールビヨンとスプリットセコンドクロノグラフが一体となったモデルも発表されていますが、伝統と近代がシンプルに結びつき、クロノグラフの歴史に一石を投じたこちらの一本も、まさに「エクストリームウォッチ」、希少なコレクションとしてご検討いただく価値はあると思います。
是非一度ご覧になってください。