ROLEX サブマリーナーデイト126610LNを徹底解説

2023年05月09日

GMTスタッフブログをご覧の皆さまこんにちは。
本日もご覧いただき誠にありがとうございます。

当店では先週金曜日に公式YouTubeを更新しております。
今回の動画ではこれから訪れる夏に向けて改めて126610LNをレビューしています。

動画も併せてご覧いただけますと幸いです。

2020年、10年振りの新作としてロレックスからローンチされたサブマリーナー デイト Ref.126610LN。

長らく愛され続けてきた116610LNの後継機として、発売から約三年が経過する今なお注目度の高い一本です。

126610LN

サブマリーナーは「過酷な環境で活躍するプロダイバー」向けに作られたプロフェッショナルモデルです。

生誕から60年以上経過することになりますが、ほとんどモデル自体の意匠に変更は無く、如何に初代モデルの完成度が素晴らしい物だったのかと改めて思うところです。

126610LN

ノンデイト・グリーンサブ・青サブなど、サブマリーナーには様々なラインアップが存在しますが、その中でも最も人気があるのは、やはりデイト付きのステンレスモデル126610LNです。

ブラックカラーの文字盤と艶やかで非常に美しい仕上がりのブラックセラクロムベゼルのシックでシンプルなデザインにROLEXと言えばの特徴的なサイクロップレンズ。

見た目こそ116610LNとほぼ同じですが、126610LNはケース全体のディテールや内部機構に変更が加えられています。

<116610LN>
126610LN

<126610LN>

116610LNと126610LNの最大の違いはケースサイズです。
これまでのサブマリーナーは長らく40mmが主流でしたが、126610LNは41mmケースが採用されています。

「1mm」の違いは誤差の範囲だと思われがちですが、時計全体のバランスが変わるため、大きな雰囲気の変化をもたらします。

41mmになったからといって無骨になったわけではなく、むしろよりスタイリッシュになっています。

ケースサイズは1mm大型化されましたが、ラグ幅に関しては116610LNよりも左右1mmずつ細くなっています。

ケースサイズが大きくなればラグ幅も合わせて広くなると考えがちですが、逆にラグ自体をシャープ化し、より美しさを引き立てるデザインに変更された点もトピックです。

ラグのシャープ化は近年のロレックスのトレンドで、ディープシーが116660から126660に進化した時も同様の変更が行われており、136660でもそのフォルムを踏襲していますので、サブマリーナーに関しても新デザインのラグが採用されています。

また、細かい点ですがリューズガードも弧をより強調したデザインとなり、高級感が増しているように見えます。

直接比べなければ判別しにくい変更点ではありますが、確実に進化を遂げているポイントです。

ラグ幅の縮小に伴ってブレス幅は広くなっており126610LNはコマの数が116610LNよりも1つ少ない設計となっています。

具体的にはブレスレット12時側が1つ少なくなっており、それに伴い外せる駒と外せない駒に違いが生じていますが、グライドロック機構もありほとんどの方にとっては影響のないことかと思います。

126610LNには「Cal.3235」が搭載され、スペックが大きく向上しています。

ノンデイトに搭載されたCal.3230と同じくブルーパラクロム・ヘアスプリングによる高耐磁性、日差-2 ~+2 秒の優れた精度、約70時間のロングパワーリザーブを誇り、デイト表示も有するハイスペックなムーブメントです。

従来のCal.3135も高い評価を得ているムーブメントですが、やはり土日に使わずにいても時間が止まらない実用性は見逃せないメリットですし、日付変更禁止時間帯が廃されている点も使い勝手が向上している点です。

価格やケースサイズなど新旧を選ぶポイントはいくつかありますが、性能に拘りたいのであれば、Cal.3235を搭載する新型に軍配が上がるでしょう。

非常に完成度が高いモデル故、今後もロレックスの定番として人気を博していくことでしょう。

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ROLEX サブマリーナーデイト 126610LN

■ YouTube動画はこちら

最後までお付き合いいただきありがとうございました。
それでは、素敵な時計ライフをお過ごしください。

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