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今回は現在開催中のハイクラスウォッチ特集より、こちらのモデルを紹介します。
PATEK PHILIPPE パテック・フィリップ アニュアルカレンダー 5146/1G-001
「アニュアル(年次)カレンダー」は、パテックフィリップによって1996年に開発されたカレンダー機構です。
ブレゲによって1795年に誕生したとされる「パーペチュアルカレンダー」と比べると、かなり最近開発された機構のように思えます。
ちなみに、腕時計に初めてパーペチュアルカレンダーを搭載したのもパテックフィリップと言われており、1925年に製作し1927年に発表されています。
複雑カレンダーの歴史に複数の名を残しているというのは、さすが世界最高のウォッチメゾンです。
PATEK PHILIPPEパテック・フィリップ グランド コンプリケーション パーペチュアルカレンダー 5140R-011
世界初のアニュアルカレンダー搭載モデルとして、1996年に発表された「5035」ですが、1998年には早くも「アニュアルカレンダー」「ムーンフェイズ」「パワーリザーブインジケーター」が搭載された「5036」が誕生します。
「5035」は、「5036」登場後も廃番とならず、どちらも同時期に販売されておりました。
2005年に「5035」「5036」が共に生産終了し、その後継モデルとして「5146」は誕生しました。
機能自体は5036を引き継いでいるものの、文字盤デザインやケースサイズに変更が加えられ、より現代的で視認性が良い腕時計へと生まれ変わっています。
厳密には、2005年に誕生した「5146」はプラチナ素材の「5146P-001」であり、今回紹介しております「5146/1G-001」は2010年にラインナップに追加されたモデルです。
レザーストラップモデルの「5146G-001」より一足早く、2019年に生産終了となっているため、生産期間は9年ほどになります。
PATEK PHILIPPEパテック・フィリップ アニュアルカレンダー 5146G-001
パーペチュアルカレンダーよりも簡潔なアニュアルカレンダーですが、もちろん通常のカレンダーと比べると格段に複雑であり、かなり長期間生産されていた「5146」でも、中古市場での流通量はそれほど多くはありません。
特にホワイトゴールドを贅沢に使用した「5146/1G-001」は、パテックフィリップにおいて希少なブレスレットモデルということもあり、かなり見かける機会の少ないモデルと言えるでしょう。
いかにも複雑で高価そうな腕時計ですが、カラトラバをはじめパテックフィリップ全体が大きく値上がりした現在においては、比較的狙い目のモデルだと思っています。
もちろんパテックフィリップの正規オーバーホールを受けていますので、内部の状態も申し分ありません。
ワンランク上のパテックフィリップを、是非この機会にご検討お願いします。
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PATEK PHILIPPE パテック・フィリップ アニュアルカレンダー 5146/1G-001
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