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世界最高峰のウォッチメゾン「パテック・フィリップ」は、2009年より独自規格「パテックフィリップ・シール」をムーブメントに刻印しています。
今回は「パテックフィリップ・シール」についてご紹介いたします。
PATEK PHILIPPEパテック・フィリップ カラトラバ 37mm 5127R-001 ローズゴールド
パテックフィリップ・シールは、腕時計が最高の品質で製作されていることを証明する、パテックフィリップ独自の規格です。
その範囲は、精度や仕上げはもちろん、外装の品質や美しさ、アフターサービスにまで及び、総合的に腕時計の信頼性を保証します。
パテックフィリップ・シールの制定にあたっては、2000年代初頭にパテックフィリップがロレックス及びスウォッチグループと共同で行ったシリコン素材の研究が大きく関係しております。
温度補償・軽量・潤滑油不要・耐磁性といった優れた特性を持つ、シリコン誘導体「Silinvar®」を使用し、シリコン製ガンギ車(2005年)、Spiromax®髭ぜんまい(2006年)、Pulsomax®脱進機(2008年)の開発に成功したパテックフィリップは、ムーブメントの性能を大きく向上させるにいたりました。
しかし、シリコン素材を使用すると、それまでパテックフィリップが準拠していた「ジュネーヴ・シール」の要件を満たせないという事態が発生します。
伝統を重視するジュネーヴシールは極めて厳格な仕上げ規定があり、たとえどんなに美しく成型していても、仕上げのできない素材であるシリコンを使用したムーブメントでは、ジュネーヴシールを取得できません。
そのためパテックフィリップは、技術革新の足枷になり得るジュネーヴシールを脱却し、より高品質な腕時計を製作するため、パテックフィリップシールを制定するにいたりました。
PATEK PHILIPPEパテック・フィリップ カラトラバ 35mm 5120J-001※ジュネーヴシール時代
このことからもわかるようにパテックフィリップは、伝統を重視しながらもそれに囚われることなく、常に革新を続けるウォッチメゾンです。
最先端の技術を取り入れて進化し続けるその姿は、まさに世界最高峰の称号に相応しいと言えるでしょう。
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PATEK PHILIPPEパテック・フィリップ カラトラバ 37mm 5127R-001 ローズゴールド
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それでは、素敵な時計ライフをお過ごしください。