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今回のブログでは「余裕を演出するドレスウォッチ特集」から チャペックより、世界限定10本のケ・デ・ベルクをご紹介いたします。
CZAPEK チャペック ケ・デ・ベルク 42.5mm リコシェギョーシェ シーソルトグレイダイアル【限定10本】
チャペックをご紹介する上で欠かせないのは、創業者フランソワ・チャペックがかつて、アントワーヌ・ノルベール・ド・パテックと共にパテック・フィリップ社の前身となるパテック・チャペック社を設立していることです。
1839年、アントワーヌ・ノルベール・ド・パテックとフランソワ・チャペックが6年間の共同事業としてパテック・チャペック社を設立。
パテックがセールスと管理を、チャペックが時計製造を担当していました。
1844年にパテックはパリ博覧会で時計師ジャン・アドリアン・フィリップと出会い、翌年チャペックは退社。
社名はパテック社に変更され、1851年にパテック・フィリップ社となりました。
チャペックは新パートナーのユリウシュ・グルツェフスキーと共に1845年にチャペック社を設立しました。
チャペック社は、1850年に後にブランドの象徴となる懐中時計No.3430を製作し、その美しいデザインと優れた品質が貴族たちに広く愛用されました。
この成功により、チャペックは皇帝ナポレオンの宮廷時計職人に任命され、さらにその名声を高めました。
ジュネーブとパリのヴァンドーム広場にはブティックを構え、ワルシャワにはアトリエを所有していたことから、その存在感を示していたことが伺えます。
ですが、フランソワ・チャペックは1869年以降消息を絶ち、ブランドは休眠状態となりました。
しかし、2012年にザビエル・デ・ロックモーレル、ハリー・グール、セバスティアン・フォロニエの3人がブランドを復活させました。
ハリー・グール氏がチャペックの存在を知り、その後、ラグジュアリーブランドに詳しいザビエル氏と共に再興を目指しました。
資金調達はクラウドファンディングで行い、約2億2800万円を集め、2015年から2017年にかけて活動を再開しました。
ここからは時計のご紹介をさせていただきます。
時計のデザインは懐中時計 No. 3430を再現しています。
QUAI DES BERGUES(ケ・デ・ベルク)とは、チャペック社が創業当初、工房を構えていたスイスのGeneva(ジュネーブ)の通り名に由来しています。
インデックスのローマ数字、8時横のスモールセコンド秒針、4時横の曜日とパワーリザーブインジケーター、そして、独特な形状の時、分針、どれをとってみても見事な再現です。
ケ・デ・ベルク は、ケースサイズ、素材、文字盤、針などに無数のバリエーションが展開されています。
こちらの時計には、1850年代のモデルからヒントを得たリコシェギョーシェが施され、シルバー色の「シーソルト グレイ」文字盤を備えています。
この針は、Fleur-de-Lys(フルール・ド・リス-アヤメの紋章) と呼ばれています。
ケース素材はステンレスですが、鏡面仕上げとサンドブラスト仕上げが施されており、ケースサイドがくぼんで立体的に作られていることから古き良きデザインのみならず近代的な印象を感じるディティールになっています。
キャリバーはクロノード社と共同開発した手巻きキャリバー「SXH1」が搭載しており7日間のロングパワーリザーブを誇ります。
2022年に大幅な改良が加えられておりオープンワークで輪列を露出させると共に、フリースプラング化やブレゲひげが採用されました。
いかがでしたでしょうか。
優雅な雰囲気を放つこちらの腕時計を、ぜひ手に入れてください。
▼本日ご紹介した商品はこちら
CZAPEK チャペック ケ・デ・ベルク 42.5mm リコシェギョーシェ シーソルトグレイダイアル【限定10本】
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
それでは、素敵な時計ライフをお過ごしください。