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1969年7月21日にアポロ11号が月面着陸に成功し、人類初めて月面を歩いたその時、宇宙飛行士の腕にオメガのスピードマスターが装着されていたことはあまりにも有名なエピソードかと思います。
それから50年後の2019年。
1969年という特別な年にリスペクトを払う形で、アニバーサリーウォッチとして1014本限定で発売されたのがこちらのモデルです。
OMEGA オメガ スピードマスター アポロ11号 50周年記念モデル 310.60.42.50.99.001【世界限定1014本】【一部保護シール付き】
一目見て華やかさであふれるモデルですが、イエローゴールドではなくオメガ独自の「ムーンシャインゴールド」が使用されています。
その名の通り月の輝きをイメージさせるような美しさを放っています。
このムーンシャインゴールドは、誕生したのは2019年とつい最近のことになります。
一般的な18Kイエローゴールドよりも淡い色合いが特徴的で、空に輝く月を表現するためにゴールドだけではなくシルバー、銅さらにはパラジウムも配合されている金属です。
似たような色味で近年流行している「ブロンズ」素材は経年変化しやすい事が特徴ですが、ムーンシャインゴールドは経年変化に強い事が特徴となっています。
一見するとシャンパンゴールドカラーの文字盤に見えますが、よく目を凝らすと縦方向にブラッシュ加工されていることが見て取れます。
インデックスには天然石のオニキスが配置されており、こちらは一目でスペシャルなモデルであることが分かります。
全体で見れば華やかなモデルに違いありませんが、セラミック製のベゼルリングにはバーガンディが使用されているなど、どこかクラシカルな雰囲気も併せ持ちます。
200gを越える重量感もインパクトは抜群です。
「Cal.3861」が搭載されたのはこのモデルが初めてであり、開発に4年を要しているところからも強いこだわりを感じ取ることができます。
特筆すべき点として、ストップセコンド機能とオメガ独自の耐磁性テクノロジーが採用されています。
これによって、スイス クロノメーター検定協会(COSC)の精度検定とMETAS(スイス連邦計量・認定局)による8つの厳しいテストに合格しており、「マスター クロノメーター」という称号を得ています。
もちろんパワーリザーブも50時間に延長されており、すべてのスペック面においてパワーアップしているといえます。
この「Cal.3861」は、現行のスピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナルにも搭載されています。
限定証明書が欠品しておりますが、オメガの純正保護シールが一部に残っている未使用状態なのでコレクションとしてもおすすめです。
裏蓋のインナーリングの一部には、アメリカ大陸の地図の一部とドーム型の月の隕石が、実際の地球と月の対比となるようにデザインされています。
リューズ下のデザインが月の隕石で、正反対に位置するのがアメリカ大陸の地図となっています。
このデザインですが、象眼という技法が用いられています。
ムーンシャインゴールドにブラック加工されたところにデザインや模様を彫り込み、そのくぼみに金を流し込んでいます。
着用時には全く見ることができない箇所にここまで手の込んだ作りをするところが、アニバーサリーウォッチの魅力をより引き立てています。
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OMEGA オメガ スピードマスター アポロ11号 50周年記念モデル 310.60.42.50.99.001【世界限定1014本】【一部保護シール付き】
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