GMTスタッフブログをご覧の皆さま、こんにちは。
本日もご覧いただきありがとうございます。
今回は、フランスの独立系時計ブランド「ペキニエ マニュファクチュール（PEQUIGNET MANUFACTURE）」より、代表作『ロワイヤル』シリーズの中から、選りすぐりの3本をご紹介いたします。
スイス製の時計とはひと味違う、“フランスならでは”の洗練と気品が宿るロワイヤルシリーズ。
美しさと機能美を両立させた、まさに知る人にこそ薦めたい逸品です。
ぜひ最後までお楽しみください。
ペキニエは、現在もフランス国内で完全自社製ムーブメントを製造する、数少ない独立系時計ブランドです。
“フレンチ・マニュファクチュール”を掲げ、設計から製造までを一貫して自社で行い、フランスならではの美意識と職人技を今に伝えています。
1973年の創業当時、エミール・ペキニエ氏は、当時まだ珍しかった316Lステンレススティールをいち早く採用し、ブランドの革新性を打ち出しました。
さらに、ステンレス素材にダイヤモンドをあしらうという独創的な試みにより、機能性と装飾性の美しい調和を実現。
スイスの名門ブランドと肩を並べることを志したその精神は、今もなおブランドの中核に息づいています。
また、意外に知られていませんが、かつてフランス東部・ジュラ地方は、ヨーロッパにおける時計製造の中心地でした。
時代の変化とともに技術者たちが国境を越えて移動し、フランスの時計技術はやがてスイスに伝わり、現在のスイス時計産業の礎を築いていきます。
つまり、フランスは“時計づくりの原点”とも言える地。
その誇り高き精神を受け継ぎ、現代に再び花を咲かせているのが、ペキニエなのです。
中でも、ロワイヤルシリーズは、フランスならではのエレガンスと機能美を融合させた、ブランドの哲学を象徴するコレクションです。
それでは一本目のご紹介です。
PEQUIGNET MANUFACTURE ペキニエ マニュファクチュール リュー ロワイヤル 1 フォンクション ブルー 9010073
文字盤は深みのあるネイビーブルーで、落ち着きと上品さを兼ね備えた印象です。
4時位置付近にはスモールセコンドが配置されており、光沢感のあるサンレイ仕上げが施されています。
ベースのマットな質感と相まって、美しいコントラストを生み出しています。
また、6時位置には控えめに「FABRIQUE EN FRANCE」の文字があしらわれており、控えめながら、“フランス製”であることを印象づけています。
裏蓋はスケルトン仕様となっており、2011年に発表された完全自社開発ムーブメント「カリブル・ロワイヤル」の緻密な構造と繊細な仕上げを、視覚的にも楽しめる設計です。
最大88時間のロングパワーリザーブにより、週末に着用を外しても止まる心配がありません。
さらに、省エネ構造のためフルパワー状態で72時間もの間、高い精度を維持する安定性を誇ります。
そして、摩耗を抑えた構造設計により、約10年という長いメンテナンス周期を実現しており、長く安心してご使用いただけるムーブメントです。
続いては、より実用的なこちら。
PEQUIGNET MANUFACTURE ペキニエ マニュファクチュール リューロワイヤル トア・フォンクション 9010243 CN
特に注目すべきは、文字盤上部に配置された日付と曜日のカレンダー表示です。
世界初となるジャンピングデイデイト（水平ディスク式）を採用しており、優れたレイアウトと、美しさを兼ね備えています。
さらに、8時位置にはパワーリザーブインジケーターが配置されており、残りの駆動時間をひと目で確認することが可能です。
そして4時位置には、スモールセコンドがレイアウトされており、全体のバランスと視覚的な魅力を高めています。
3本目は、複雑な機構を搭載したこちら。
PEQUIGNET MANUFACTURE ペキニエ マニュファクチュール パリ ロワイヤル 9007433 CN
ひときわ印象的なのが、鮮やかな夜空を思わせるムーンフェイズ機構です。
深いブルーと繊細な月の描写が、文字盤全体に気品あるアクセントを加えています。
また、ムーンフェイズは122年でわずか1日の誤差という驚異的な精度を誇り、実用性と美しさを両立しています。
内部には革新的な構造も取り入れられています。
まず、センターシャフトドライブにより回転軸のズレを排除し、駆動効率を飛躍的に向上。
さらに、インテグレイテッドキャリバーとしてすべてのパーツを統合設計することで、高い整備性と安定性を実現しています。
高度な複雑機構と最先端のムーブメント設計が融合した、まさに“フレンチ・マニュファクチュール”の真骨頂と言えるでしょう。
また、インデックスにはアラビア数字を採用。
デザイン全体のバランスを引き締める、細やかなディテールが印象的です。
いかがでしたでしょうか。
他と被らない通好みの一本が欲しい方、長く愛用できる高品質な機械式時計をお探しの方にこそ、自信を持っておすすめしたいブランドです。
スイスとは一線を画す、フランスならではの美学が息づく一本を、ぜひこの機会にご検討ください。
▼本日ご紹介した商品はこちら
PEQUIGNET MANUFACTURE ペキニエ マニュファクチュール リュー ロワイヤル 1 フォンクション ブルー 9010073
PEQUIGNET MANUFACTURE ペキニエ マニュファクチュール リューロワイヤル トア・フォンクション 9010243 CN
PEQUIGNET MANUFACTURE ペキニエ マニュファクチュール パリ ロワイヤル 9007433 CN
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written by GMTスタッフ
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