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今回は、世界中で愛される傑作モデル、オメガ「スピードマスター」の誕生秘話についてご紹介いたします。
人類初の月面着陸に立ち会い、絶体絶命の危機を救ったことで、「ムーンウォッチ」という唯一無二の称号を手に入れた、現代にも輝くスピードマスター。
オメガの代表作といえるこちらのシリーズは1957年にレーシングクロノグラフとして登場し、視認性を高めるため、世界で初めてタキメーターをベゼル上に配置したモデルを発表しました。
スピードマスターと聞けば、やはり「月」を連想する方が多いと思いますが、当時は宇宙飛行を想定して製造されたわけではありませんでした。
OMEGA オメガ スピードマスター プロフェッショナル コーアクシャル 310.30.42.50.01.002 シースルーバック
人類が月を目指す計画中、NASAは宇宙飛行士が着用する腕時計を選定するため、極秘裏に市販のクロノグラフを集め、過酷なテストを実施していました。
驚くべきことに、スピードマスターは過酷なすべての試験をクリアした唯一の時計だったのです。
1965年、NASAは正式にスピードマスターを「すべての有人宇宙飛行ミッションにおける公式認定時計」として採用しました。
決してオメガが売り込んだわけはなく、純粋な性能評価による「偶然」の選択でした。
そして1969年7月、アポロ11号が月面着陸に成功した際、ニール・アームストロングに続いて月面に降り立ったバズ・オルドリンの腕には、まさしくこのスピードマスターが輝いていました。
これにより、スピードマスターは「月面に降り立った最初の腕時計」として、その名を歴史に刻み、「ムーンウォッチ」の称号を不動のものとしたのです。

しかし、スピードマスターの真価が最も発揮されたのは、その翌年、1970年のアポロ13号のミッションにおいてでした。
月面を目指す途中、サービスモジュール内で酸素タンクが爆発。突如として電力と酸素の供給が絶たれるという、命に関わる深刻な事態に直面したのです。
電子機器が使えない状況下で、地球への帰還軌道を修正するため、手動での正確な14秒間のエンジン噴射しなければならなかった時、彼らは腕にあったスピードマスターのクロノグラフ機能を用いて、この極めて重要な14秒間を正確に計測しました。
この冷静な判断と、スピードマスターへの絶対的な信頼性が、アポロ13号の奇跡の生還を可能にしたのです。
この功績を称え、オメガはNASAから最高の栄誉である「シルバー スヌーピー賞」を授与されました。
OMEGA オメガ スピードマスター スヌーピー アワード 310.32.42.50.02.001
その50周年を記念し、2020年に登場したのがこちらの特別モデルです。
このモデルの解説は以前ご紹介しております。詳しくはこちらご覧下さい。
スピードマスターという名作時計の裏側には、開発者の情熱、時代の変遷、そして奇跡のような巡り合わせといった、ドラマティックな物語があり、今も尚継承されています。
単なる高級品ではなく、唯一無二のパートナーとして寄り添ってれる腕時計。
ぜひ背景を知った上で、お手にとってご覧ください。
▼本日ご紹介した商品はこちら
OMEGA オメガ スピードマスター プロフェッショナル コーアクシャル 310.30.42.50.01.002 シースルーバック
OMEGA オメガ スピードマスター スヌーピー アワード 310.32.42.50.02.001
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